啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「小さき者へ」と有島の不倫心中

有島武郎といえば、教授が高校生のとき、「小さき者へ」という小説を読んで、いたく感激したことを覚えています。 彼は、札幌農学校の出身なので、北大の校歌の作詞をしたというのは有名な話ですが、記事はそのいきさつを非常に興味深く伝えています。 しか…

EVベンチャーゼロスポーツ社の新聞記事

昨日・11月27日(土)の朝日新聞土曜版「be on Saturday」の一面トップのゼロスポーツ社長・中島徳至氏(43歳)がEV自動車をベンチャーとしてどう開発して日本郵便に売り込んだかという記事について、車好きの教授としては一言書きたいと思って筆をとりました。 …

天が与えたチャンス

本当に自分の将来を考えるとき、明治維新の志士のように、高い理想と国の将来を自身が背負うといった意気込みがいるのかもしれません。 そういう現在の状況を自身をちょっと遠くに引いてみた視点でみてみると、実は時代的なチャンスを、天が若い世代の人たち…

国家観(国家ビジョン)の確立へ

こういった「日本人流民」現象に歯止めをかけるには、「どうして日本なのか」とか、「日本に生まれた」あるいは「日本人」としての意味合いをもう一度見直して、政治家に頼ることなく、自身で国家観や世界観の形成とそれに基づく行動をしなければならない時…

若年層人材の海外流失と人口減少の拡大

しかし、さらに数十年先を考えると、そのような国内状況も一時的で過渡的な現象に過ぎず、諸外国で就職した若い世代は徐々にその国での生活を優先してきたり、さらにその子供たちはいずれその国に定着していく可能性が高くなると考えられます。 そうるなると…

介護福祉産業国家としての日本

おそらく、今後、「日本人流民」現象が拡大していく中で、「和僑」的な組織の設立と拡充が行われていくのでしょう。 政治が我が国の将来的なビジョン、つまり確固とした国家観や世界観を提示できない現状においては、国内における閉塞感をもったまま、若い世…

人的ネットワークとしての「和僑」

生活面までも含めて助け合って生きていく人的なネットワークに、「日本人」というidentityでつながって助け合っていく。そういう日本人という人的なネットワークを構成する経済活動を中心とした組織を「和僑」というらしい。 本来の理想であるglobalな視点で…

「日本人流民」時代の始まりの予感

日本企業が外国、特に新興国に生産基地だけでなく市場までも続々と移転しつつある現在、また就職のあてのない若い日本人達が中国などの新興国に就職口を求め始めた現在、若い日本人たちが日本を離れて世界を漂流する「日本人流民」時代の始まりを十分に予感…

「和僑」について

中国の「華僑」はつとに有名ですが、日本人の華僑的集団「和僑」というのがあることを、テレビのドキュメンタリー番組で初めて知りました。

為替方程式をはずしてみえる諸外国の経済状況

したがって、一度日本円をはずして為替状況を見てみると、外国の経済状況がよくわかるとのこと。 たとえば、1豪ドルはほぼ1米ドルに指摘し、過去には1豪ドルが1米ドル以下になるほど、豪ドルが強かったらしいです。教授がオーストラリアによく行った約1…

基軸通貨の本当の意味

たとえば、豪ドルと日本円の為替換算どうするかというと(1豪ドルあたり何円かという計算をするとすると)、 ([日本円]/[豪ドル])=([日本円]/[米ドル])*([米ドル]/[豪ドル]) という方程式になるとのこと。 また、ブラジルレアルと日本円の為替計算の場合は…

為替の方程式

野村證券の方と話す機会恵まれました。 米ドルが基軸通貨と言われますが、その本当の意味を為替の立場から教えてもらいました。

教授の姿に「三島」が見える

生命情報DDBJ研究センター棟の屋上で、夕暮れ迫る富士山を背景に教授がポーズを決めながら、約30分以上も細江先生納得の富士山の姿が見えるまで、じっと待ち続けたりしました。 その場面の撮影がようやく終わった時、細江先生が教授に「先生に三島を見まし…

細江英公、「しげの家」の夜

1日目の夜に、三島市内の居酒屋「しげの家」さんでも撮影し、翌朝の箱根でのロケも控えながらも、細江先生、その撮影助手であった息子さん、そして松尾編集長や成瀬さんたちと、その「しげの家」で遅くまで楽しく飲んだことを思い出した次第です。 http://w…

サムライ・三島由紀夫

そこで、細江先生によると、三島由紀夫は一度指示されたポーズは、サムライらしく、どんなに時間がかかってもじっと耐えながらそのポーズをとったというのです。 細江先生の教授への言葉、「先生のなかに三島を見ました」とは、三島由紀夫のように同じポーズ…

「三島」由紀夫と「三島」市

その後、その細江先生があの有名な三島由紀夫の数々の写真集を撮影した有名な写真家であることを理解するのに、そんなに時間はかかりませんでした。 特に、細江先生の三島由紀夫題材の「薔薇刑」という有名な写真集は、今も衝撃的なほどに美しく魅力的です。…

細江先生との出会い:雑誌「イリューム」

細江先生は、約5年前、東電発行の「イリューム」という科学雑誌で、当時の松尾義之・編集長のインタビュー記事で、教授の写真集を撮っていただいたのが細江先生でした。 事前調査から始まり、撮影当日も丸2日にわたるロケーションで、非常に大がかりなもの…

写真家・細江英公

写真家の細江英公先生が、先日文化功労者になられました。祝電をお送りしましたが、心からお祝い申し上げます。

死ぬまで貢献できる社会

そこで働く多くの人々への感謝や個別な事項の具体的な問題とは別に、国民が幸せと感じられないことの問題は、政治だけでなく社会全体としての問題としてとらえるべきではないでしょうか。 みんなでもう一度、日本国憲法の規定する基本的人権として「幸福追求…

幸福追求権

いうまでもく、日本国憲法第13条に規定される幸福追求権は、基本的人権を構成する主要で明確な権利です。 母親のつぶやきは、今の介護制度の全体的なあり方などが、どこかで日本国憲法の規定する基本的人権としての幸福追求権と齟齬を生じさせているのでは…

母親のつぶやき

教授の実家は福岡なので、三島からですと遠距離なので少し大変ですが、研究室や周囲の皆さんにご迷惑をお掛けしながらも、多くの方々のご理解とご協力で、何とか両親の世話・介護の補助ができています。 母親が、先日ふと「親は子供を産んだら早く死んだほう…

親の生き方

教授は、同世代の人達と同じように、親の世話や介護にいそしんでおります。

勤労感謝の日 今日は勤労感謝の日の休日でした。

今年の夏が暑かった分、何かその雰囲気を引きずったまま、秋が来てしまったという感覚です。 さすがに、いま教授は福岡にいますが、さすがに明け方などはかなり冷えるようになってきました。

細菌型ロドプシン

「ハロロドプシン」と「チャネルロドプシン2」の働きを上手に使って神経の働きを解明しようという「光遺伝学(オプトジェネチクス)」を、非常にわかりやすくかつ正確に解説しています。 教授の研究室も現在、神経系や眼の起源や進化を中心に研究しており、ロ…

「脳を動かす光のスイッチ」

本日・11月23日(火)の朝日新聞朝刊(西部本社版)の瀬川茂子記者による科学記事「脳を動かす光のスイッチ」は、秀逸だ。

ライフサイエンスと大型研究

天文研究のような総額700億円も掛かる大きなプロジェクトだったり、高エネルギー研究のように約3000億円以上の加速器建設が必要になる大型施設もあります。 しかし一方、ライフサイエンスでは、なかなかそのスケールのものは数が少ないです。国際コンソーシ…

大型研究計画

大型の研究計画とは、学術会議によれば、総額で十数億円(数十億円という定義もありましたが)程度のものか、やはり同程度の費用が掛かる大型施設を必要とするものになっています。

「火をつけた あなたの責任 最後まで」

そういえば、数年前に、熱海消防署の建物に大きく垂れ幕として書いてあった消防の標語も、今も心に残っています。 「火をつけた あなたの責任 最後まで」。若い人の恋愛にも通じるいい警鐘の標語です。熱海の標語は、人生教訓を大いに含んでいるように思いま…

「席一つ 少しずらせば 笑顔が二つ」

熱海の焼き鳥屋「万楽」さんの壁にかかっている素敵な標語です。長めのカウンターながらもカウンターと壁の間が狭く、またカウンターの椅子もほぼ隙間なく並べてあります。 失礼ながら店構えに似合わず、その焼き鳥や料理の質が高く、ほぼいつも、特に週末は…

 心理学者の来日について

カナダの有名な心理学者のDr. Michel Sabourin/モントリオール大学教授が12月5日(日)に来日します。三島でなく熱海でお会いする予定です。 彼については、また詳しく後ほどご紹介します。