啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

(火) 新型治療薬「キムリア」

2019年5月14日 21:36発信のKYODOのyahoo ニュースによりますと、「厚生労働省は14日、一部の白血病患者らに効果がある新型治療薬「キムリア」の価格を、3349万円とする方針を決めた。15日の中央社会保険医療協議会に提案し、了承されれば22日に公的医療保険…

(月) シドニー・ブレンナー博士のご逝去について

シドニー・ブレンナー博士のご逝去の悲報を聞いたのは、何日前だったでしょうか。 とても偉大な生物学者でした。教授が個人的に体験したいくつかのエピソードを、いくつか日を変えてご紹介していきたいと思います。

(水) ビッグデータでBatch Effect (バッチ効果)が問題に!

大規模な生物学的な解析を行う際に、Batch Effect (バッチ効果)が大きな問題になってきました。 特に、オミックス(Omics)データを統合的に扱おうとする際(Data integration)、データのハンドリングの仕方から生じる技術的なバラツキを生物現象のバラツキとど…

(水) Faculty Recognition Dinner (教員昇進祝賀会)が開かれました

今年も、教授が本務とするサウジアラビアの大学KAUST で、Faculty Recognition Dinner (教員昇進祝賀会)が、今夜開かれました。 生物学・環境学部 (BESE: Biological and Environmental Science and Engineering Division)では、全員(合計4人)の昇進 (2名のA…

中国の科学論文シェア急上昇

「中国の科学論文シェア急上昇 米国と「2強」に 日本は急落、3位が2領域だけ」の見出しで毎日新聞(5月6日(月)5:32配信)をyahoo ニュースで紹介していました。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190506-00000005-mai-sctch これによりますと、 「2015~1…

(土) テキサス大学の卒業式(2014年)のスピーチの秀逸度

アメリカの軍人さんによるテキサス大学の卒業式の祝辞は、2014年という約5年ほど前のものですが、その秀逸さに眼を見張るものがあります。 「2014テキサス大学卒業式祝辞 マクレイヴン海軍大将 (Navy SEALs)」 https://youtu.be/LKwjTnVpzck教授の大学で…

(土) 量子AI (Quantum AI) の今後

量子コンピュータ(Quantum Computer)の激しい開発競争の中で、一番の応用は機械学習(Machine Learning)やデープラーニング(Deep Learning)のような人工知能(AI: Artificial Learning)であると思われます。 これから「量子AI (Quantum AI)」という言葉を多…

(金) 「量子のもつれ」と「量子の重ね合わせ」

量子コンピューティングにおいて、「0 」と「1」のいわゆる古典ビット以外にそのどちらでもある状態の「重ね合わせ」(SuperPosition)の量子ビットがあることは、以前に述べました。 その他に、量子ビットが非独立的に繋がっていることが、量子力学でいう「量…

(水) 「シュレディンガーの猫」

古典的コンピューティングにおいては、電圧のオンとオフで表現するように、「0 」と「1」のいわゆる古典ビットを考えます。 しかし、量子コンピューティングにおいて、「0」と「1」以外にそのどちらでもある状態の「重ね合わせ」も考えます。ちょうどコイン…