啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

東大での打ち合わせ

創薬等技術基盤支援プラットフォーム事業「構造生命科学」の情報拠点としての機能が稼働しています。 高エネ研の解析拠点との連携はもちろん、東大・薬学の制御拠点とも連携するこいとが求められています。全体の事務局は解析拠点に属していますが、地理的に…

乾坤一擲(けんこんいってき)

「乾坤一擲(けんこんいってき)」と「一期一会」は、本日の野田総理大臣と小沢元代表の会談に臨む前の野田総理の言葉の一部。 「一期一会」はよく知られていますが、「乾坤一擲(けんこんいってき)」とは・・。<乾坤一擲の意味>(goo辞書) 「運を天にまかせて…

解析パイプライン

セルイノベーション・プロジェクトは、だんだん佳境を向かえてきました。 特に、データ解析拠点で開発された解析パイプラインは、約250種にも上ります。

五月晴れ

「五月晴(さつきばれ、ごがつばれ、五月晴れとも表記)とは、6月(陰暦の5月)の梅雨時に見られる晴れ間のこと。「さつきばれ」と読む場合はこの意味となる。ただし誤用で、新暦の5月の晴れという意味にも用いられ、そちらの意味で国語辞典に掲載されること…

「老いと介護」への賛歌

手紙〜親愛なる子ども達へ〜 原作詞:不詳/ 日本語訳詞:角智織/ 日本語補足詞:樋口了一 作曲:樋口了一/ ストリングス・アレンジ:本田優一郎/ 「年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても どうかそのまま私のことを理解して欲しい」で始まりま…

東京駅の混雑と消費者心理

今日の日曜日の夕方の東京駅は、まともにまっすぐ歩けないほどの人波で、ひどい混雑でした。コンコース地下のどのお店も、ショウウインドウを二重三重に取り囲んだ人出でしたし、レストランなどは長蛇の列でした。新幹線の改札口も遠くからは全く見通せない…

お誕生日の方

おめでとうございます!

遺伝研講堂にて遺伝研大学院説明会

本日、13:00から遺伝研講堂にて、大学院説明会が開催されました。 東京駅から貸し切りバス1台を仕立てて、遺伝研に約30名の若い人達が集合しました。研究所のほうは、各研究室が研究内容を知らせる展示パネルを出して、ポスター形式で参加者に説明を行いまし…

混血か古多型か?

ネアンデルタール人の全ゲノムが分かって、現生人のゲノム中にネアンデルタール人特有なSNPがあることが分かってきたという。 これこそ、ネアンデルタール人と現生人の混血説の根拠だという論調も、よく目にします。 実際、NATURE誌の2012年5月3日号では、Ed…

全ゲノムで系統樹を描く意味?

ひとつの遺伝子の塩基配列データで系統樹を描いても、誤差が大きく、ブーツトラップ値がなかなか高く出てきません。したがって、遺伝子をふたつにし、三つにし・・と増やしていっての究極が全ゲノムとなります。つまり、全ゲノムの塩基配列データを用いれば…

赤潮メタゲノム運営委員会

農林水産庁・技術会議の委託プロジェクト「海洋微生物解析による沿岸漁業被害の予測・抑制技術の開発」の平成24年度第1回の運営会議が農林水産省で行われました。 主なる議題は、平成24年度の研究計画についてでしたが、4人の外部評価委員の先生方の評価も良…

「こつこつ」の標語

とある場所で、日めくりカレンダーを見つけ、ふとその標語に目が止まりました。 「こつこつがコツ」。 うむ、なるほど・・・。 大発見や大仕事も、きっと「こつこつがコツ」だと思います。妙に納得させられた標語でした。「こつこつがコツ」。

花田耕介さん、ご来室

理研の植物ゲノムセンターで研究している卒業生の花田耕介さんが、遺伝研の他の研究室との共同研究で用があった隙間を縫って、この研究室に寄ってくれました。 有名店のおいしいドーナッツを約20個ももって、来てくれました。お昼時は、ドーナッツが大もてで…

交響曲「モルダウ」

「ヴルタヴァ川(チェコ語:Vltava, ドイツ語:Moldau)は、チェコ国内最長の川である。ボヘミア盆地の水を集めプラハを通って南から北に流れ、エルツ山脈とズデーテン山脈に切れ目を通り、北ドイツ平原に流れ出てラベ川(エルベ川)に合流する。 さらに、ド…

Annular elipse

Annular elipse (of the Sun)とは、「金環蝕」。明日の午前7時半頃は、うっすらとでも雲の切れ間にみれればいいのですが・・。

遺伝学普及会の総会

本日は、遺伝学普及会の総会(理事会・評議員会)が遺伝研で開催されます。他の法人同様、法人移行の準備が進められています。

糖尿病学会が横浜で開催中

第55回日本糖尿病学会年次学術集会が、2012年5月17日(木)、18日(金)、19日(土)の3日間、パシフィコ横浜の国立大ホール、会議センター、展示ホール、アネックスホール、パンパシフィック横浜ベイホテル東急で、開催中です。 この学術集会のメインテーマ…

構造生命科学・情報拠点キックフミーティング

本年の4月から開始されました文科省「創薬等支援基盤プラットフォーム事業」の「構造生命科学」プロジェクトにおきまして、情報拠点のキックオフミーティングが東京で行われました。 これは、解析拠点(高エネ研)と制御拠点(東大・薬学)の大きな拠点に加…

Computational Biology

日本で、「Computational Biology」というと、和訳すると「計算生物学」なので、計算が入った非常にせまい分野のような印象があるのかもしれません。ひょっとすると、システムズ・バイオロジーより分野的に狭い印象もありそうです。 しかし、欧米ではもっと…

中教審「生物多様性」戦略骨子案

2012年5月14日に開かれた中央環境審議会(環境相の諮問機関)の賞委員会で、生物多様性国家戦略の骨子案をしました。 その中で、「科学的基盤を強化する」ことを盛り込んだとのことです。

チンパンジーの集団ゲノム解析

サイエンス誌の2012月4月号のひとつに、チンパンジーの集団ゲノム解析の論文が出ています。 "Fine-Scale Chimpanzee Genetic Map from Population Sequencing" Science 336:193-198 (13 April, 2012) 類人猿の組み換え率(recombination rate)の進化をしら…

先端的なComputational Biologyの研究例

さまざまな分野における先端的なComputational Biologyの研究例を、サイエンス誌の2012月4月号のひとつで、特集号的に扱っています。David Hausslerたちが、「Integrating Genomes」として超大量ゲノムプロジェクトの意義を説明しています。 "Integrating Ge…

ゲノム解析の意義

新しいゲノム解析の考え方が待たれています。

20歳代のコンテンツ革命

20歳代の80%以上が、ニコニコ動画のユーザー。彼らのニコ動の1日平均の視聴時間は1時間41分で、テレビの視聴率をとっくに超えているそうです。それも、コンテンツを素人が作り、それをさらに別の素人が付加価値をつけるという、二次創作・三次創作の連鎖反応…

エキソーム解析の価格破壊

ヒトのエキソーム解析が、全ゲノム解析より事後処理が情報解析がしやすく、その目的にもよりますが、だんだん需要が増えてきているように思います。また、この解析コストが、急激に下がってきているのです。いまに、シーケンシングの費用がPCR並みになっ…

新しいメタゲノム解析の技術蓄積

農水省技術会議の「赤潮メタゲノム解析」とCRESTの「海洋微生物メタゲノム解析」は、目的とその内容は異なりますが、それぞれに共同研究開発チームによる技術ノウハウが急速に蓄積されてきています。このようなプロジェクトの凄いところは、すぐには予測でき…

生物と物理

同じ紙面(2012年5月10日(木)日本経済新聞夕刊)のコラム欄に、連載をしている和田昭允先生の当番記事が、「生物と物理」というタイトルで載っていました。 「遺伝法則の発見者のメンデルは物理の教師だった」ことが書いてあります。2年前にチェコ共和国のブ…

「大学、農学部耕す」

2012年5月10日(木)日本経済新聞夕刊の1面トップの見出しは、「大学、農学部耕す」でした。 明治大学が新しい農場の開設、龍谷大学が国内35年ぶりの農学部新設をするとのことです。東京農大も地域産業経営学科を北海道の網走キャンパスに新設します。私塾形式…

「Grexit」

米国の金融危機を予言したニューヨーク大学のルービニ教授のTwitter上の発言に注目が集まっているというニュース記事がありました。「ギリシャのユーロ離脱」を予言しているそうです。ギリシアの(Greek)離脱(Exit)を縮めた新造語が「Grexit」が出回るほど、…

会議漬け毎月第2火曜日

本日は、午前中から教授懇談会、午後に入って教授会・専攻委員会と、会議漬けの1日でした。幸い、議題が少なかったため、早めに会議が終わって、その分仕事が出来ました。