啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

国家観(国家ビジョン)の確立へ

 こういった「日本人流民」現象に歯止めをかけるには、「どうして日本なのか」とか、「日本に生まれた」あるいは「日本人」としての意味合いをもう一度見直して、政治家に頼ることなく、自身で国家観や世界観の形成とそれに基づく行動をしなければならない時が来ているように思います。その観点が間違えていたり不十分だったりすると、その分将来的なリスクを多分に受けることになります。
 誤解なきよう繰り返しますが、国粋主義的な国家観を言っているのではなく、国際的な視野に立ったときに日本というidentityの問題としての国家観について言及しているのです。