啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

母親のつぶやき

 教授の実家は福岡なので、三島からですと遠距離なので少し大変ですが、研究室や周囲の皆さんにご迷惑をお掛けしながらも、多くの方々のご理解とご協力で、何とか両親の世話・介護の補助ができています。 
 母親が、先日ふと「親は子供を産んだら早く死んだほうが・・」とつぶやきました。
 たしかに、遺伝的には、子供を産まなくなった親は、専門語で「遺伝的死」と冷徹にも表現されますように、「死んでしまった」状態と同じことを意味します。
 しかし、個人の幸福を希求する現代社会においては、子供を産もうが産まなかろうが、死ぬまで幸せに暮らす権利を持っていることは自明なことです。