啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

天が与えたチャンス

 本当に自分の将来を考えるとき、明治維新の志士のように、高い理想と国の将来を自身が背負うといった意気込みがいるのかもしれません。
 そういう現在の状況を自身をちょっと遠くに引いてみた視点でみてみると、実は時代的なチャンスを、天が若い世代の人たちに与えてくれていると言えないこともありません。
 約20年前、ある意味もっとも日本が安定していた時代に、会社を興して大会社にしたいと思っている若者や、国にためにもっと役立ちたいと思っている若い学生達が、テレビのインタビュー番組で彼らの心境を吐露していたことを、腰を抜かすぐらいびっくりして今も鮮明に覚えている場面があります。それは、彼らがテレビで、「不謹慎ながら、大地震などが起こらないかあと思っているんですよ。世の中がもう一度ひっくりかえったら、みんなゼロからの出発だから、自分にもチャンスが出てくるはずなのに・・」と言っていたのです。
 閉塞感のある今だこそ、政権交代が起こりえる現代だこそ、逆に大きく社会を変えれる位のことができるチャンスが来ていると思いましょう。
 つまり、今の流行でいえば、「あなた」も新しい「坂本竜馬」や「勝海舟」になれる時代に巡り合えたといえるのかもしれません。