啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

久商ブログ

福岡県の久留米市にあります久留米市立久留米商業高等学校は、創立が1896年(明治29年)で来年創立120年を迎えようという我が国でも屈指の伝統校です。略称は「久商」で、高校野球でも甲子園を沸かした強豪校でした。このため、数多くのプロ野球選手も輩出し…

同窓会ブログ

何かに疲れたとき、何かに行き詰まったとき、何かにつまづいたとき、ふと夜空を見上げると、まっしぐらに走っていることすら知らずに、ただまっしぐらに走っていた頃を思い出すことがしばしばあるというのは、誰にでも共通した経験ではないでしょうか。 そん…

KAUST初の読書会で「The Red Sea」

休日にもかかわらず、有志が集まって読書会を開催しました。遺伝研では約30年に渡って毎年開催してきましたが、KAUSTに来て約1年半を過ぎて、最初の読書会にこぎつけました。 また、読書対象は、600ページを超える編集本ですが、Springer社から2015年で出版…

ブラッター(Sepp Blatter)氏FIFA会長5選

スイスのチューリヒにおいて、2回に渡る投票の結果(2回目はアリ王子の辞退)、ヨルダンのアリ王子を破って、スイスのブラッター氏がFIFAの会長(President)に再選されました。 2人の副会長(Vice President)を含むFIFA幹部を、汚職容疑で米国の要請を受けたスイ…

火山噴火の日本

鹿児島県の屋久島町の口永良部島の新岳が噴火して、日本のトップニュースになっていますが、箱根の大涌谷の活動も活発化したり、また各地での地震も相次いであったりして、なんだか日本列島全体の地下活動で何か起こっているのではないかと不安になります。 …

ハワイの国立天文台のすばる望遠鏡に撤去要請

日経新聞の「2015/5/28 22:25」付けのデジタル速報は、「ハワイ州知事、各国に天文台撤去要請へ」というヘッドラインの下に、米国のハワイ州知事がマウナケア山頂に設置してある各国の天文台の4分の一を撤去するように要請したと伝えています。 この撤去には…

「メタゲノム解析」用サンプリング調査船

紅海で、海水を採取しては直接にDNAを抽出して、その塩基配列を決定して、そのデータベース探索から、どのような微生物が存在しているのかを調査しています。このメタゲノム解析といいます。 海水を調査の対象としているため、「マリン・メタゲノム解析」(Ma…

お子様ランチにも中国旗

レストランに行くと、子供が楽しみに食べる「お子様ランチ」には、何故ゆえか、小旗の国旗がオムライスか白いライスの小山に刺さって、テーブルまで颯爽と運ばれてきておりました。ほとんどの場合、小旗の国旗は日本の国旗の日の丸か、米国の星条旗がお決ま…

本日お誕生日の方、おめでとうございます!

本日お誕生日の方、おめでとうございます! お祝いに、果てしない中東の紅海の水平線にまさに沈まんとする太陽が、灼熱の疲れを癒すように人知れず夜の帳(とばり)をゆっくりともたらしている写真をお送りします。

やませの風

「やませ(山背)とは、春から秋に、オホーツク海気団より吹く冷たく湿った北東風または東風(こち)のこと。特に梅雨明け後に吹く冷気を言うことが多い。 やませは、北海道・東北地方・関東地方の太平洋側に吹き付け、海上と沿岸付近、海に面した平野に濃霧を…

首都リャアドの日本食レストラン

首都リャアドの日本食レストランが、レバノン料理店の隣にありました。 看板が英文字のため、少し分かりにくいですが、よく見ると「KAMPAI」と書いてあることが分かります。でも、禁酒のこの国で、店名が「乾杯」とは、思わず苦笑というところでしょうか?

首都リャアドの砂嵐の幻想的な夜

この日、サウジアラビアの首都リャアドは、午前中の気温が41℃を超えました。夕方から雷を伴う雨となりました。一年に数回しか降らないという雨が降ったのでした。 そして、30分程度の雨の後に、お決まりの砂嵐が吹き荒れました。外にいると耐えられないよう…

不夜城のサウジアラビア内務省

サウジアラビアの首都リャッドに来ていて、サウジアラビア内務省の正面にあるクラブ・インターコンティネンタルというホテルに泊まっています。 イエメンの空爆の問題など大変なのでしょう。24時間体制のようで、夜遅くても、巨大な宇宙船のような建物は、ど…

「サウジアラビア戦闘機がイエメンにて撃墜」との未確認報道

CNNインターナショナルは、「イエメンのシーア派ホーシスにサウジアラビア戦闘機がイエメンにて撃墜された」と、未確認という条件付きながら、繰り返し報道しています。パイロットは、ホーシスの捕虜になっているという話もあるようですが、行方不明とのこと…

「初恋」(島崎藤村)

「 まだあげ初(そ)めし前髪の 林檎(りんご)のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛(はなぐし)の 花ある君と思ひけりやさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへ(え)しは 薄紅(うすくれなゐ)の秋の実に 人こひ(い)初めしはじめなりわがこゝろなきた…

サウジアラビア厚生大臣の決意

サウジアラビア厚生大臣は、世界最大の石油会社・サウジアラムコのCEOであり、教授の大学KAUSTのExecutive BoardのChairmanでもあります。 5月24日の新聞Arab Newsで、湾岸諸国で最大の問題となっている糖尿病とウイルスによる感染症への対策への決意を語っ…

首都リャアドに出張

朝6時45分にタクシーが迎えにきて、早朝のジェッダ発リャアド行きのサウジアラビアン航空に乗りました。毎時間1本以上ある飛行機便ではありますが、恒常的な満席状態で、早めに予約を入れないとほとんど思いの飛行機便の予約は取れません。

センター評価会議・第2日

センター評価会議・第2日が無事終了しました。お陰様で、非常にいい評価と非常に有用な助言をいただきました。 米国・フランス・スイス・日本・シンガポールから来られた国際アドバイザー5人に、深く感謝する次第です。どうもありがとうございました。 夜は…

センター評価会議・第1日目

国際アドバイザー5人によるCBRCのセンター評価会議が本日始まりました。 CBRC は、教授が所属する大学KAUSTの研究センターの「Computational Bioscience Research Center」の略です。日本語で言えば、「計算バイオサイエンス研究センター」とでも言うのでし…

Imperial Hubris by Michael Scheuer

U.S. government released bin Laden's documents bin Laden was obsessed with attacking Americans. bin Laden wrote to his wife and family.sàhl f

ハッジ休暇

「ハッジ」とは、「巡礼」のことを言います。「ウムラ」という言葉も「巡礼」のことを意味しますが、どちらかという少し小さめの巡礼のことを意味します。つまり、大人数で大規模に巡礼が行われるのが「ハッジ」と言われるものです。 サウジアラビアには、メ…

研究センター(CBRC)の外部評価

教授の大学は、サウジアラビアにあるKAUST (King Abdullah University of Science and Technology: アブドラ国立科学技術大学)という大学院大学です。因みに、国立遺伝学研究所の特任教授をさせていただいてる他に、東京大学の特任教授、早稲田大学の特別招…

「いとしいとしというこころ」(続き)

本ブログの2015年4月15日付の記事で紹介させていただきましたが、小林旭さん(76歳)と浅丘ルリ子さん(74歳)の昨年発売されたデュエット曲「いとしいとしというこころ」を、時々聞いています。お二人の全国ツアーも始まっているとのことです。教授よりははるか…

「特定研究大学(仮称)」構想に要注意!

産業競争力会議が提唱している大学構想です。 「イノベーションの観点からの大学改革の基本的な考え方」(案)が、平成26年12月17日に「産業競争力会議 新陳代謝・イノベーションWG」から公表されました。 これによりますと、「特定研究大学(仮称)」制度が…

重点支援

国立大学法人の場合の重点支援は、以下の3項目と記載されています。「 主として、人材育成や地域課題を解決する取組などを通じて地域に貢献する取組 とともに、専門分野の特性に配慮しつつ、強み・特色のある分野で世界ないし全国 的な教育研究を推進…

運営交付金の在り方の検討会の中間まとめ

「第3期中期目標期間における 国立大学法人運営費交付金の在り方について (中間まとめ)」が、2015年(平成27年)4月8日 に、「第3期中期目標期間における 国立大学法人運営費交付金の在り方に関する検討会」がまとめたものとして、全容が公開されました。 国立…

「卓越大学院」と「卓越研究者」の考え方

「8.卓越大学院 ○グローバル競争に勝ち抜くため、世界水準の大学院学位プログラムと教育 研究環境を整備することを目的として、卓越大学院の形成を促進する。卓越 大学院は、複数の大学の連携、研究開発機関や企業等との連携・協力を促進 することも…

公益財団法人・遺伝学普及会評議員会・理事会

(土)FMボイスキューの番組「サイエンスナウ」がYoutubeに!

運営交付金重点配分にみる地方大学の苦悩と若手ポジションの激減

「第435回・2016年に国立大の研究崩壊に引き金が引かれる」(2014年6月28日付) 「 「骨太の方針」が決定された後、読売新聞が再来年から国立大交付金を重点配分する政府方針を報じました。手を出すべきでない愚策であり、先進国で唯一、論文数が減少中の日本…