啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(日)「ゴジラ-1.0」を4DX SCREENで観る

 劇場用映画は飛行機の中でよく見るのですが、「ゴジラ-1.0」はよく乗る複数の航空会社ではまだ解禁させておらず、見れておりませんでした。

 また、この映画は前評判で4DXで観た方がいいという意見が多かったので、もう何十年ぶりに(日本での)近所の映画館に出向いて、遅ればせながら、「ゴジラ-1.0」を4DX SCREENで観ました。

 映像が劇場型の大画面であるだけでなく、270度に亘って上映されるので、その迫力は観るだけの価値はありました。さらに、椅子が傾いたり大きく振動したり、またまた水飛沫がかかったり風が流れたりと、ちょっと過剰に不要かなと感じる反面、それらの五感的な演出がなかったら楽しみが半減するのかなと思いながらも、終わってみれば楽しかったです。

 欧米に目立って媚びない映画製作のようでありながらも、怪獣映画なのに家族の物語にしていたり、ゴジラに食われる人体の損傷シーンは出さなかったり、戦争ものなのに国家主義的になることをうまく避けていたりと、海外特に米国で上映されることを非常に意識して制作されていることを感じました。

 また、(Oxogen Destroyer)を解決策とするのではなく、アルキメデスの原理の例外を使うところは、山崎監督の前作「アルキメデスのの大戦」を観ていた教授としては、よく合点がいくものでした。

 ゴジラの再生細胞というのが裏の主題であるようですが、これが次期作に繋がるヒントにもなっているようです。

 それ以外の感想や総評はいろいろなところで書かれているので、ここでは特に書く必要はないと思いますが、少なくとも最新作のインディ・ジョーンズものやミッション・インポッシブルものよりは、面白かったように思いました。