啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2010-11-27から1日間の記事一覧

天が与えたチャンス

本当に自分の将来を考えるとき、明治維新の志士のように、高い理想と国の将来を自身が背負うといった意気込みがいるのかもしれません。 そういう現在の状況を自身をちょっと遠くに引いてみた視点でみてみると、実は時代的なチャンスを、天が若い世代の人たち…

国家観(国家ビジョン)の確立へ

こういった「日本人流民」現象に歯止めをかけるには、「どうして日本なのか」とか、「日本に生まれた」あるいは「日本人」としての意味合いをもう一度見直して、政治家に頼ることなく、自身で国家観や世界観の形成とそれに基づく行動をしなければならない時…

若年層人材の海外流失と人口減少の拡大

しかし、さらに数十年先を考えると、そのような国内状況も一時的で過渡的な現象に過ぎず、諸外国で就職した若い世代は徐々にその国での生活を優先してきたり、さらにその子供たちはいずれその国に定着していく可能性が高くなると考えられます。 そうるなると…

介護福祉産業国家としての日本

おそらく、今後、「日本人流民」現象が拡大していく中で、「和僑」的な組織の設立と拡充が行われていくのでしょう。 政治が我が国の将来的なビジョン、つまり確固とした国家観や世界観を提示できない現状においては、国内における閉塞感をもったまま、若い世…

人的ネットワークとしての「和僑」

生活面までも含めて助け合って生きていく人的なネットワークに、「日本人」というidentityでつながって助け合っていく。そういう日本人という人的なネットワークを構成する経済活動を中心とした組織を「和僑」というらしい。 本来の理想であるglobalな視点で…

「日本人流民」時代の始まりの予感

日本企業が外国、特に新興国に生産基地だけでなく市場までも続々と移転しつつある現在、また就職のあてのない若い日本人達が中国などの新興国に就職口を求め始めた現在、若い日本人たちが日本を離れて世界を漂流する「日本人流民」時代の始まりを十分に予感…

「和僑」について

中国の「華僑」はつとに有名ですが、日本人の華僑的集団「和僑」というのがあることを、テレビのドキュメンタリー番組で初めて知りました。