啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

運営交付金重点配分にみる地方大学の苦悩と若手ポジションの激減

「第435回・2016年に国立大の研究崩壊に引き金が引かれる」(2014年6月28日付)
「 「骨太の方針」が決定された後、読売新聞が再来年から国立大交付金を重点配分する政府方針を報じました。手を出すべきでない愚策であり、先進国で唯一、論文数が減少中の日本の研究体制が崩壊する日が見えてきました。2004年の国立大学独立法人化からボタンの掛け違いが始まっています。独立法人にすることで大学の裁量幅が広がるどころか、人件費・諸経費を賄っている国立大交付金を絞り続けて10年間で13%も減額され、研究費を外部から獲得する競争に研究者は追われるようになりました。人件費縮小は若手研究者ポスト縮小に直結しました。「重点配分」を求める財務省は大学教員は多すぎると考えている」

http://dandoweb.com/backno/20140628.htm