啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(月) いよいよドバイを出てサウジアラビアのジッダへ

 昨日の2020年8月23日(日)の大学KAUSTがチャーターした便は、午後8時に無事に飛び立ってジッダに到着したという情報がもたらされ、本日2020年8月24日(月)のチャーター便はいよいよ予定通り飛び立つだろうと期待されました。

 もうドバイで3泊も待っているので、その期待は大きくなります。

連泊したホテルもチェックアウトを午後3時までに伸ばしてもらって、いざドバイ空港へ。

約15分で空港に到着するも、ドバイ空港のパスポートコントロール前のチェックインカウンターは、もうガンランとして誰もいません。本当にこんなドバイ空港をみるのいは初めてでした。

 チェックインは、出発時刻の4時間前の午後4時から始まるので、それまでゆっくり待つことにしました。そのうち出発カウンターも分かり、KAUSTの人たちも集まりだして、午後4時には待ち行列ができてしまいました。教授も早速に並びましたが、多少の不安にも関わらず、PCR検査も陰性証明がすでに報告されているらしく、非常にスムースにチェックインが終わりました。大きな荷物も預けてしまったので、少し身軽になって安心しました。

 まあ、これで無事にサウジに戻れると思ったら緊張感も薄れて、「どうせ中に入ってもラウンジも相手いないし・・」と思い、パスポートコントロールを通過する前に、チェックインカウンター近くのベンチイスに座って身支度をすることにしました。

 すると、空港職員のような中国人が教授の横に座って質問してきたのでした。このサウジアラビアのジッタ行きの特別機は一体何なの?、と言った質問でした。というのも、欧米人がほとんどで中東関係の乗客はほどんどいないので、このコロナ禍の状況で何が起こっているのか心配したのでしょう。そこで、KAUSTという大学は国際的な大学で、先生や職員のほとんどは欧米人で、教授のような日本人も少ないことを説明すると、納得したようにいろいろなことを話し始めてくれました。

 特に、パスポートコントロールを過ぎて出国すると、ほとんどの免税店は営業しており、航空会社のラウンジなども開いているとのことでした。成田空港とは全く違う状況であることが分かりました。

 実際、パスポートコントロールをすぎると、人の数はまだ確かに非常に少ないですが、すべtの免税店は普通通りに営業して、ソーシャル・ディスタンスの誘導マークなどはありましたが、お店は普通通りのようでした。これは、空港の復活は近いのではないかと思った次第でした。

 午後7時には搭乗が始まり、サウジ航空の特別チャーター便はジッタに向けて飛び立ちました。

 予定通り、午後10時半頃には新しいジッダの空港ターミナルのターミナル1に到着して、大学が用意してくれたバスに乗り込み、待望のKAUSTに到着した時は、もうすぐ翌日になる午前零時のほんの少し前でした。そして、大学キャンパス内の自宅に到着した頃は翌日の午前1時近くになっていました。

(土) ドバイで通算4度目のPCR検査

本日、2020年8月22日(土)の午後2時からドバイの空港近くのクリニックへ、指示通りタクシーで向かいました。「侮るな、中東の真夏!」ということで、距離的には近いということでしたが、これを歩いて行った場合には熱射病になる可能性大ということで、もちろんタクシーに乗りました。

 病院の名前もよく覚えていませんが、「MediClinic」とか言ったように思います。そこに着くと、すでに20人ほどの人たちが、ディスタンスを取りながら順番で待っていました。約10分ほどで終わると思っていたら、何と1時間ほどかかりましたが、無事終了。

 どこか他のところに言ってみる気力もなく、感染対策からとにかく無用な外出はしないことにしました。

 また、コロナでなくても、普通の風邪でも「発熱」しないこと!これが最重要なことです。というのも、原因は別として、体温が37℃か37、5℃以上あったら、もう飛行機に乗せてもらえません。その場合は、サウジアラビアはコロナ禍で空港を基本的に封鎖しているので、今回のような特別扱いを除くと、いつになったらサウジアラビアに入国できるか分かりません。いわば、難民状態に入りますので、「発熱」を避けることは地震の中で至上命令でした。

(金) 早朝午前4時頃にドバイに到着

本日、2020年8月21日(金)の午前4時頃にドバイに到着。乗り継ぎ便の大学KAUSTが用意したチャーター便の状況が皆目分からないので、とにかく出国して大学が用意してくれたドバイの空港近くのホテルにタクシーで向かいました。

 ドバイ入国は、思ったより人が多くパスポートコントロールを通過するのに、1時間弱ほどかかりました。それでも、とにかく空港からタクシーでホテルに向かいましたが、まだ夜も開けておらず、またホテルが2ヶ月前にオープンしたばかりということで、タクシーの運転手が右往左往しましたが、google mapのお陰もあって、何とかホテルに到着し部屋に入れました。 

 その後、大学の秘書との頻繁なやり取りで、このホテルで3泊待たないと、大学がチャーターした便の当局からの許可がおりないということで、覚悟は決まりました。

 それでも、このホテル近くの病院に自分で行って、またPCR検査を受ける必要があるとか。通算4回目の検査となります。 

(木) 夜10時過ぎのエミレーツ便でドバイに向かう

2020年8月18日(火)に品川で受けたPCR検査の「陰性」証明書を受け取って、品川駅から成田エキスプレスで成田空港に向かいました。

 もうガランとした成田空港は、本当にほとんど人がおらず、お店をほとんどすべてしまっています。パスポートコントロールを過ぎても、空港のラウンジも閉鎖しており何もないと聞かされて、とにかく食事のできるところを探しました。

 到着ロビーに「吉野家」が一軒だけ開いており、今回の日本帰国では「吉野家」にいく機会はなかったので、そこで何とか食事を済ませました。

 昨日から起こった軽症のぎっくり腰に悩まされながら、パスポートコントロールを過ぎましたが、やはりガランとしていました。

 ただ、出発ゲートに向かうと、乗客の人たちが結構いてびっくりしました。

 

 

(月) 本日8月17日午後6時からにNHKスペシャル「生命大躍進」第1集がBSで再放送!

●番組名:「ドキュメント 生命大躍進」<全3回>の再放送

(初回放送:総合テレビ 20159月)

●再放送日時(放送波:「BS4K」)

 

★「第1集そして“目”が生まれた」(59分)

8/17()午後600

 

★「第2集こうして“母の愛”が生まれた」(52分)

8/18()午後600

 

★「第3集ついに“知性”が生まれた」(52分)

8/19()午後600

(日) 塩澤文男画伯を囲んで

 静岡県三島市にある居酒屋「しげの家家」にて、仏像画家の塩澤文男画伯を囲んで夕食会が富士箱根伊豆国際学会事務局が主催してありました。

 コロナ禍による3蜜を避けるため、参加者は8人に限られて、2つのテーブルの間に大きな空間を設けて開催されました。事務局長の音頭で乾杯から始まりましたが、距離が離れているために乾杯のグラスを容易に合わせられなかったりして、コロナ対策ならではの夕食会でした。

 塩澤文男画伯は、これから静岡県伊豆半島函南町にある月光天文台の大きな壁画の制作に挑戦します。猛暑の中お体が心配ですが、ご成功をお祈りします!きっと、これからの名所の見応えのある見所が一つ増えるものと思います。

(日) NHK総合番組「ダーウィンが来た!」で放映された恐竜映画の好評判

 先日、NHK総合番組「ダーウィンが来た!」で放映された全編CGの恐竜映画は、最近のテレビ番組のなかでも印象に深く残る番組でした。

 事実や検証の基づいた科学番組であると同時に、ある種のストーリー性を入れることによって物語化するという一見して相反するようなあり方を追求するものでした。

 きっと、これは新しい形のジャンルが出て来ようとしているのかも知れません。ただ、単に新しい形の科学コミュニケーションという括り方では理解し得ないようなジャンルです。それを端的に表すことができるような適切な言葉もまだ見当たらない状況なのでしょう。

 

 

 

(土) 箱根も人がまばら

 日本では、今日から3連休です。8月8日(土)、9日(日)、そして10日(月・山の日)の3日連続のお休みとなっているようです。

 そういえば、つい最近の7月にも、7月23日(木・海の日)、24日(金・スポーツの日)、25日(土)、26日(月)の4連休があったということでした。

 本来なら東京オリンピックが行われているはずで、その開会式と閉会式日程がちょうどこれらの連休に当たるように計画されたのでした。

(2020年東京オリンピックは2021年7月23日から8月8日まで、パラリンピックは8月24日から9月5日までの日程で開催されることが決まっていたのですね。)

 

今日のお昼頃に機会があって、箱根の湖尻や元箱根のあたりに行き機会があったのですが、夏特有の大渋滞もなく、人の出も非常に少なく夏の箱根とは思えないような寂しい状況でした。

 都道府県をまたがる移動の自粛もあって、この人の出の少なさは、観光業界を壊滅的な状態に追い込んでしまいそうで、なすすべもなくコロナ禍の蔓延をただ見ているような無力感に陥りますね。

 

 

(火) NHKスペシャル「生命大躍進」<全3回>の4Kで再放送 (2020b年8月17ー19日)

旧知のNHKのディレクターの方から、次のようなお知らせがありました。

---

「NHKスペシャルシリーズ「生命大躍進」の拡大版である「ドキュメント生命大躍進」が、先日のBS1での再放送に引き続き、今度は高精細の「4K」にて3本とも再放送になります。

 

下記がその放送予定です。

 

 

●番組名:「ドキュメント 生命大躍進」<全3回>の再放送

(初回放送:総合テレビ 20159月)

●再放送日時(放送波:「BS4K」)

 

★「第1集そして“目”が生まれた」(59分)

8/17()午後600

 

★「第2集こうして“母の愛”が生まれた」(52分)

8/18()午後600

 

★「第3集ついに“知性”が生まれた」(52分)

8/19()午後600

 

 まだ普及していない4Kではありますが、

夏休み中の3日連続での放送です。」

---


たしか、2020年5月か6月にもBSでの再放送がありましたが、今回は4という画面の解像度が高い技術で、美しい映像になるものと思います。


教授が「第一集」に出ていますので、よかったらまたみてください。



(木) 李登輝氏逝く

 日本時間の本日午後8時過ぎに李登輝台湾総統が逝去したと、日本のマスコミが一斉に報道しています。

 思えば、李登輝氏の台北のご自宅に3度ご招待していただいて、親しくお話しをしていただいたことを思い出しています。

 最初にお会いした時は、「事前にゲノムの本を読んで勉強しておきましたよ!」と面会の冒頭に日本語で言っていただいて、びっくり感激したことがありました。

 中国との関係が微妙な現在ですが、かなり明確な立場を表明されて、その意図を詳しく説明しておられる姿を思い出します。

 確か、京都大学農学部コーネル大学に留学されておられたと記憶していますが、元来は生命科学を志向した科学者でおられたようです。

 中国にも多くの友人がおりますし、台湾にも多くの友人があります。ともに、心の通じ合った友人達です。

 科学は国境を作らず、むしろ国境(地域境)をまたぐところがいいところですが、それでも政治に翻弄されることが多々あります。

 そんな思いを持ちながら、李登輝先生の在りし日のことを思い出しています。

 心からご冥福をお祈り致します。


(水) 動画で「暑中お見舞い申し上げます!」

 昨日、友人から動画で「暑中お見舞い」のグリーティングカードを別の友人からもらったというメッセージが届きました。

 夜空に大きく展開する花火の動画で、スマホで見てもとても美しい動画でした。そこで、早速にgoogleで「暑中見舞い 動画 花火」で調べてみたら、いろいろな作品が出てきました。

 そのうちの一つをここにコピペします。それをもちまして、暑中見舞いに代えさせていただきます。

 コロナ禍とジメジメした梅雨の最後に負けずに、頑張っていきましょう!

 

動く!暑中見舞いカード(花火2)

https://youtu.be/HtsmbqrRmTY

 

 

 

() 6時間の時差に生きる

サウジアラビアの大学での1日の活動時間(あるいは勤務時間)を、午前8時半から午後5時半だとしますと、日本との時差は6時間ですので、日本時間では午後2時半から午後11時半に相当します。

 つまり、日本時間の午後遅くから深夜までが、サウジアラビアでは活発に活動が起こっている時間帯となります。このことは、この時間帯に、多くのメールが到達するとともに、zoomなどのビデオ会議が集中する時間帯でもあります。

 これに、日本の活動時間が日本時間で同じように午前8時半から午後5時半までとしますと、結局の日本時間で言えば午前8時半から午後11時半頃までなんやかんやで仕事をしていることになり、寝る時間以外の朝・昼・晩は息つく暇がないほどの仕事が連続することになります。

 さすがに、この状況のままでは身体が持たないので、バイリズムにしたがって生活活動を素直に行うとすると、サウジアラビアからのメールなどへの対応の遅れが日毎に増えていくことになります。

 これが、現在日本でしばらく活動する際の問題になっており、この解決を早急に考える必要にせまられている状況なのです。

() 「立ち食いそば」とコロナ禍

 静岡県のJR三島駅の新幹線ホームにある桃中軒の「立ち食いそば」は、その少々甘めの出汁の効いた汁と、サクラエビかき揚げかシラスのかき揚げの「天ぷらそば」が絶品です。そば麺は、繋ぎが多めに入っているせいか「そば」粉の美味しさを十分に引き出しているとは言えないものの、500円ちょっとで食べるとすれば、到底文句の言えない逸品ではないかと思います。

 同じJR三島駅の南口の改札口前の「立ち食いそば」も、経営母体は違うんでしょうが、少し辛口の出汁でそば麺も美味しいです。同じ隣のいわゆる駿豆線三島駅の「立ち食いそば」も美味しいです。人によっては、この「立ち食いそば」を勧める人も多いです。

  JR三島駅の新幹線ホームに駆け上がって、桃中軒の「立ち食いそば」を目指して走ったものの、コロナ禍で「臨時営業停止中」でした。かなり前から営業停止のようでしたが、それとも知らずに無邪気に一目散と駆け足で向かったのでした。

 やはり、コロナ禍の影響は、感染者数の増大や感染地域の拡大だけでなく、日常生活の非常に根深いところまで影響が大きく出てきており、単に「with コロナ」という表題だけでは測り知れない次の社会を模索せざるを得ない状況に来てしまっているように思われます。


富士山三島東急ホテルの開業

 久しぶりに静岡県のJR三島駅のホームに余裕を持って立っていました。しかも本日の旅程は、東京や新横浜方面の「上り」ではなく、西方面に向かう「下り」です。

 といっても、三島駅のホームは一つなので、富士山を望むように見えるのが「上り」側で、その反対側が「下り」側となります。

 当然、東京新横浜方面での仕事が多いせいや、やはり富士山が見えるなら是非見たいという気持ちがいつもありますので、多くの場合は富士山側つまり「のぼり」側に視線を向けがちです。

 今朝は、雲が低く垂れ込めて富士山は到底れるような雰囲気ではありませんでした。そういうこともあって、日頃は何もない「下り」側を見ると、否が応でも「Tokyo Hotel」という文字が高い建物の最上階のさらに上に見えてきます。

 これが、2020年6月にオープンした「富士山三島東急ホテル」の建物なのです。

 14階の最上階には、露天風呂から富士山を眺められる温浴施設もあるのでした。オープニング記念なのかコロナ禍のせいなのか、割引きセールのようなものをやっているような 地元にいると宿泊するということがあまりないので、人気がどうなのかなども思いながら、様々な想いを頭の中で巡らせていました。例えば、老舗の三島プラザホテルとか、ビジネスホテルのホテル・アルファワンやドーミーイン三島など、競合関係にあるホテルはかなり影響を受けるのではないのかとも思ったりしています。東急ホテルはこの近郊では沼津市にあったものが、身売りか何かで確かリバーサイドホテルに変わっでいることも感慨深いものです。



(月) 気の利いたパスワード

 ポケットの中を何気に探っていたら、少し古ぼけた小さな紙切れが出てきました。よく見ると、昨年中国のある都市を訪問したときの空港ラウンジでのwifiのパスワードが印刷された紙切れでした。

 ところが、何度入力してもwifiに繋げることが出来ず、印刷ミスだとほぼ確信したところで、自分の入力ミスに気づきました!

 簡単なようで、実はよく考えられたパスワードだったのです。

 それは、以下のようなものでした!

f:id:tgojobor:20200720200915j:plain

縦と横で、少し見にくいでしょうが、よく見てくださいね!

 多くの人がひっかりそうなパスワードです。

褒めていいのか、怒っていいのか?!