先日、NHK総合番組「ダーウィンが来た!」で放映された全編CGの恐竜映画は、最近のテレビ番組のなかでも印象に深く残る番組でした。
事実や検証の基づいた科学番組であると同時に、ある種のストーリー性を入れることによって物語化するという一見して相反するようなあり方を追求するものでした。
きっと、これは新しい形のジャンルが出て来ようとしているのかも知れません。ただ、単に新しい形の科学コミュニケーションという括り方では理解し得ないようなジャンルです。それを端的に表すことができるような適切な言葉もまだ見当たらない状況なのでしょう。