啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

セルイノベーション・プロジェクトとOISTとの合同シンポジウム

セルイノベーション・プロジェクトとOIST(沖縄科学技術大学院大学)との合同で、沖縄でシンポジウムが開催されました。 このセルイノベーション・プロジェクトのデータ解析拠点としての活躍が光る池尾さんが、最初のセッションの座長を行いました。 新しい…

米映画「ゼロ・ダーク・サーティ(Zero Dark Thirty)」

米国CIA全面協力のこの映画は、9・11の首謀者のビン・ラーディン容疑者を10年もの歳月をかけて追跡し殺害に至った経緯を綴った映画です。すでに、拷問シーンをめぐって大きな論争に発展しているようです。論争が大きくなればなるほど、話題性も高まり観…

1兆ドルのプラチナ記念硬貨発行の奇策?

突然びっくりするようなニュースが米国から飛び込んできて、いま一斉に日本のマスコミが報道してきています。 米政府が、1兆ドルのプラチナ記念硬貨を発行し、FRB(連邦準備制度理事会)に預けて、財務省の口座にその分を計上して、米国債のデフォルトを避ける…

米国の「財政の崖(がけ)」

ご存知のように、米国債の発行残高は、16兆4千億ドルの上限を突破し、法律を変えてこの上限を変更しない限り、米国債の償還ができなくなって、崖から突然落ちるように、いわゆるデフォルト(破綻)が突如起こる危険性に直面しています。 米国議会では、野党の…

金(きん)・円・ドル

教授の敬愛するF大学のW教授と話をしていましたら、我が国の財政赤字が話題になりました。「アベノミクス」があまり成功しない場合、我が国のの借金だけが増えてしまい、国債の格付けも落ちてしまい、「円」の信認を得られなくなるのではないかということで…

金産出で世界一の国

現在、世界一の金産出国はどこか、知っていますか? 南アフリカ共和国?いいえ、違います。2009年の統計によれば、南アフリカ共和国は世界第4位です。 実は、中国が世界一の金産出国なのです。2007年に世界一になりました。 ちなみに、2009年の統計での第2位…

ジパング

大航海の時代、つまり地理上の発見が相次いだ時代に、マルコ・ポーロの「東方見聞録」によって、極東の日本はあこがれの「黄金の国」と呼ばれていました。 たしかに、平安時代末期の我が国においては、奥州で盛んに金が掘り出され、中尊寺金色堂も建立されました…

大学・共同研究機関と政権交代

大学や共同研究機関も、その役割を「再定義」しての改変改革に向かうことから、この新政権での新施策が大きく影響していくことは間違いないものと思われます。

研究開発法人化と政権交代

たとえば、文部科学省傘下の理研やJSTが一緒になるような研究開発法人化への動きが、内部構造の大きな改変改革とともに準備進行している現在、政権交代による新しい科学技術政策がどう影響するのかしないのかも、大きく注目すべき点でしょう。 同じように、…

医療イノベーション推進室の行くえ

以上の観点からすると、民主党政権下で設定された「医療イノベーション推進室」の行くえが注目されます。この推進室は、各省にまたがるライフサイエンス関係の司令塔的な位置づけでありましたし、ときとして総合科学技術会議のライフサイエンス関係との役割…

「イノベーション」的な考え方からの脱皮

したがって、民主党政権下の戦略であった「ライフ・イノベーション」や「グリーン・イノベーション」などの「イノベーション」的な考え方から早急に脱皮しなければ、阿部政権のロケットスタートの科学技術政策に、置いてけぼりになる可能性があります。 おそ…

関係する補正予算の考え方

補正予算も、たとえば「産学協同の研究開発促進への大学・研究機関への出資」や「iPS細胞やスーパーコンピュータ「京」などへの先端研究開発支援」が、緊急経済対策の柱「2)成長による富の創出」の範疇の中の成長戦略の第3番目の分野の「新産業を育成する…

成長戦略の注目分野

特に、「2)成長による富の創出」における成長戦略には、以下の3つの分野での大きな方針が示されています。 ・製造業の復活を目指す「日本産業再興プラン」、 ・企業の海外展開を支援する「国際展開戦略」 ・新産業を育成する「新ターゲッティングポリシー…

緊急経済対策の柱

日本経済再生本部で策定された「緊急経済対策の柱」が、 1)復興・防災対策 2)成長による富の創出 3)暮らしの安心・地域活性化 4)規制改革 5)為替市場の安定に資する施策 です。 今回の10.3兆円の補正予算は、上記のうちの最初の3つの柱である…

産業競争力会議と総合科学技術会議

阿部政権の目玉の一つの「産業競争力会議」が日本経済再生本部の中核的な役割を果たすのでしょうが、この会議が「経済財政諮問会議」・「総合科学技術会議」・「規制改革会議」とそれぞれに連携するスキームで活動することが示されています。

新政権下の総合科学技術会議

総合科学技術会議は、民主党政権下当時は、「国家戦略局」への転換を標榜しながら法改正が伸び伸びとなっていたため、その活動は着実に行われていたものの、何か暫定的な位置づけの感触があって少し落ち着かない雰囲気がありました。 その点、自民党政権下で…

会議漬けの1日

朝から、総合企画ワーキンググループ会議と教授懇談会。昼食をはさんで、教授会と専攻委員会。その後、セルイノベーションのプロジェクト打ち合わせ会合。そして、その後、夕食をとる暇もなくラジオ番組の録音収録。帰宅したのが午後10時過ぎでした。

リチャード・ジノリの食器 

ウェッジウッドの倒産後、会社更生法によって立ち直りますが、教授の好きな食器シリーズはもうなくなってしまいました。 ちょうどその頃の少し前から、薄い緑色で広くふちどりされた金縁の食器セットのジノリのシリーズを、ウェッジウッドと同じように、徐々…

ウェッジウッドの集め方

1枚がゆうに2万5千円もするようなお皿、いわゆるイギリスの高級食器の代名詞であるウェッジウッド(Wedgewood)は、チャールズ・ダーウィンの母方の父親が創業者ということもあり、教授の大好きな食器でした。 特に、赤い色で大きくふちどりされた金縁の…

構造生命科学

文部科学省プロジェクト「構造生命科学」の第1回情報拠点推進委員会を、東京・八重洲の遺研NBRP連絡事務所で行いました。委員の先生方から、とてもいいご助言やコメントたくさんいたあきました。 またその前に、情報拠点の全体会議も同所で行い、非常に有意…

リバランシング

米国のオバマ政権が、アジア重視の政策を「リバランシング(re-balancing)」ということで、推進していこうとしています。 米国にとっては、アジアを世界第一位の経済圏としての市場的な認識はもちろんのこと、対中国の牽制的な意味合いも強いとのことです。 米…

サウジアメリカ

2017年には、サウジアラビアを抜いて、米国が産油国世界第一位になるといいます。また、2030年には、米国の石油の中東依存比率が0になるという予想です。このようにエネルギー的にサウジアラビア化したアメリカを、「サウジアメリカ」というようです。 もちろ…

「プラチナデータ」映画化

東野圭吾作「プラチナデータ」。日本全国民のDNAを国が管理して、犯罪者検挙率100%となった社会で引き起こされる多数の殺人事件の物語。 DNA鑑定の意味や重要さが曲解されていないかと心配しましたが、実際は、むしろその不公平な登録の仕方やその情報の使…

静岡新春賀詞交歓会

静岡駅南口前のセンチュリーホテル静岡5階にて、2013年新春賀詞交歓会がありました。恒例の静岡新聞社主催のイベントで、今年も何とか出席できまして、これが外での仕事始めになりました。 静岡県出身の全国会議員を始め主要な市町村の首長の政治家の方々や…

テネシーワルツ逝く

パティ・ペイジさんが歌った「テネシー・ワルツ」は、良き古きアメリカを象徴する歌でした。いわば、スタンダード中のスタンダードといえるほどの曲で、今も唄いつがれています。 アメリカでの留学生活時でも、その歌詞の中身をしっかりと理解せず、帰国後も歌…

新幹線車内での携帯電話OK (JR東海)

新幹線の車内で、携帯電話に急に電話がかかってきたり、携帯電話で電話をかけたりするたびに、デッキに出ていました。今もそうしています。 しかし、昨年の3月くらいから、JR東海管内では、必ずしもそれは必要になくなっているようです。確かに、JR東海では「…

お正月休みが終わって

いよいよ昨年の12月28日から始まったお正月休みが、本日1月3日で終了します。 まだ、お正月の三が日なのに、昨年の2012年が遠い昔の過去のように感じられます。 介護疲れの身には、若干辛いお正月休みではありますが、「区切り」をつけて新たな気持ちですべて…

いいチュウ兵衛をみつけましょう!

マキバオーを正しく導くチュウ兵衛のような親分肌をみつけましょう!いいメンターをみつけましょう! あなたが指導者なら、チュウ兵衛のようなメンターになるように心がけましょう!

ミドリのマキバオー

マキバオーのように生きましょう!挫けずに生きましょう!頑張って海外にも挑戦しましょう!挫折しても、復活しましょう!見かけではなく、自分の能力を信じましょう!

「なんとなく 今年はいい事 あるごとし。元旦の朝晴れて 風なし。」 大体いつも、石川啄木のこの歌で、この一年が始まる感じがします。 元旦の福岡の街は、うっすらと雪化粧で朝が始まり、昼間は晴れが広がってきていますが、気温が低く凍てついています。