啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「利他的遺伝子」と包括的適応度

 この場合の「利己的DNA」の意味は、故ハミルトン博士がいう「利他的遺伝子」に通じるものがあります。つまり、親鳥が自身の身の危険まで冒して雛鳥を守ろうとするのは、自身DNAに近縁なら、自分を捨てて、他を利することになっても、そのDNAを守ろうとする考え方のことをいうのです。
「包括的適応度」という故ハミルトン博士が提唱したパラメタも、自身と近縁な親族の適応度も含めて自身の適応度を量化するというもので、利他的遺伝子の効果も含めた適応度ということでしょうあk・