啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「ハトのDNAを初めて解読、国際チーム」

 2013年2月1日(金)のAFP=時事通信のニュースによりますと、米国・中国・デンマークなどの国際共同研究チームが、ハトのゲノムDNAを解読して、2013年1月31日(木)のサイエンス誌オンライン版に発表したとのことです。
 また、教授自身でこの論文を直接確認しておりませんが、ゲノムDNAの解読よりも、その解析によって、「ハトの中でも最もよく見られ、種も多いカワラバト350種のうち80種以上で特徴とされるとさかは、EphB2遺伝子の変異によるものである」ことを突き止めたことが大いに評価されるものと思われます。
 「とさか」の遺伝子が分かったとなると、非常に面白い次の発展が見えてくるものと期待されます。
<引用:AFPBB News【AFP=時事】2月1日(金)20時58分配信>
「米ユタ大学(University of Utah)や中国のゲノム研究機関、デンマークコペンハーゲン大学(University of Copenhagen)などが参加する国際研究チームが、5000年前に人間がハトを飼育するようになって以来、初めてハトのDNA解読に成功し1月31日、その成果を科学誌『サイエンス(Science)』オンライン版に発表した。
 この研究でチームは、ハトの中でも最もよく見られ、種も多いカワラバト350種のうち80種以上で特徴とされるとさかは、EphB2遺伝子の変異によるものであることを突き止めた。
 ユタ大学のマイケル・シャピロ(Michael Shapiro)氏は「鳥類は地球上の生物の大きな部分を占めているが、遺伝学的にわれわれが知っていることは驚くほど少ない。(今回の研究は)鳥類の進化について新たな考察を与えてくれた」と語っている。」【翻訳編集】 (AFPBB News