啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「Evo Neuro」の将来

「Evo Devo」とは、ご存じのように、進化発生生物学を意味するEvolutionary Developmental Biologyです。この分野は、最近無くなった故Walter Gehring(ウォルター・ゲーリング)博士がそのパイオニアのひとりでありました。
 神経生物学にゲノムや遺伝子発現そして構造生物学が導入され、また著しい発展がNeuro Scienceに起こっています。そしていま、様々な種間比較を中心とした進化神経生物学や比較神経生物学が勃興の兆しを見せています。教授が、プラナリやヒドラで脳・神経系の遺伝子を調べだして約20年。ようやく、この分野に大きな光があてられてきました。
 この分野を、「Evo Devo」からヒントを得て、「Evo Neuro」と呼んでもいいのかもしれません。
 「Evo Neuro」は、今後さらに大きな発展を示していくでしょう。