啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2013-05-22から1日間の記事一覧

岐路に立つミリアッド(Myriad)社

BRCA遺伝子の検査で莫大な利益を上げているといわれているミリアッド(Myriad)社。もともと人類集団遺伝学者のマーク・スコルニック博士のこの遺伝子の発見に基づいています。 彼は、教授も大変お世話になっている人類集団遺伝学者の大御所のルカ・キャバリ…

知られざる米連邦高裁の「ヒト遺伝子は知財化できるのか」訴訟

BRCA遺伝子を対象に、米国のsupreme courtで、「ヒト遺伝子は知財化できるのか」をテーマに審議中。日本では、ほとんど報道されないのが不思議です。

BRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子

乳がん検査のBRCA1遺伝子と前立腺がん検査のBRCA2遺伝子

アベノミクスの本質の一面

これからの日本の将来にとって、アベノミクスというのは、お札という紙切れを刷って日本円という現金の価値を低めながら、国債という国民への借金を返済していこうという一面をもった国家戦略ですから、その是非は別として、個人としてどういうステップを次…

マネー暴走

実感のない景気回復のなかで、何が本当に変わろうとしているのか、あるいはアベノミクスという音楽がなり続き、それに合わせてマネーだけが暴走的に踊り続けているのか、この見極めが現在の世の中の動きを正確に理解するうえで非常に重要と思われます。

世界が注目のバーナンキ議会証言(5月22日)

米国の現地時間の明日5月22日に予定されている米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長の米国議会での証言で、金融緩和の終焉に向かうというのか、それを継続するというのかが、注目点と言われている所以です。この証言によっては、現在の円安傾向にも大き…

乳がん予防手術の波紋

女優アンジーの乳がんのリスクヘッジのための乳房切除手術は、多くの一例。これに引きつづいて、がん予防のための前立腺切除手術の男性も話題に。

テールリスク (tail risk)

テールリスク(tail risk)とは、「確率は低いが、発生すると非常に巨大な損失をもたらすリスク。」のこと。 (引用:http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/251285/m0u/) 一方、経済の分野では、「テールリスクは、「ブラックスワン・イベント」とも呼ばれ…

ブラックスワン・イベント

「ブラック・スワン」とは本のタイトルで、ナシム・タレブという金融デリバティブの専門家が2007年に出版してベストセラーになったものです。「黒い白鳥」が意味するところは、「確率論や従来からの認識・経験からでは予想できない現象」、すなわち、「ほと…