「コーポレートクラシー」とは、「企業利益優先主義」と訳されているようです。ニューヨークのWall Streetで続くデモで、多くのプラカードに書かれているフレーズのようです。「雇用を海外に流失させ、従業員への利益分配が不十分」といった批判なのでしょう。
企業法人は、社会幸福の実現のため利益追求することが求められているので、その原理は当然と言えば当然なのでしょうが、日本でも企業の海外進出が拡大する中、今後の雇用問題は大きな社会問題になる可能性があります。
これの対応策のひとつは、我々自身が雇用を海外に求めて行くという状況が、多かれ少なかれ発生していくものと想定されます。
若い研究者が、その先鞭をきって行く可能性が高いと思われます。一時的にはそれはそれで良いとして、その彼らが帰国してしっかり腰を落ち着けて研究出来るポジション(受け皿)の用意が必要で、新たな制度設計を急ぐ必要があると思われます。