啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「contingency」という英語の怪

「contingency」という英単語は、辞書を引くと「偶発的なこと」あるいは「不確実なこと」という意味で出てきます。
しかし、これでは、意味の通らないことが頻繁にあります。
まず、それでも知られているのが、「成功報酬」という意味です。弁護士や不動産屋さんの「成功報酬」が、これに当たります。「on contingency basis」とは、「成功報酬に基づいて」と言った意味になります。

また、ある契約や規則などの「付帯条件」という意味にもなります。ただ、これでも分からない時があります。一般的な付帯条件というよりは、「暫定」とか言った意味が強いようで、ある契約や規則が本格的に運用されるまでの暫定期間や猶予期間に行っていいようなことを意味すると考えると、物事が凄く良くわかる時があります。つまり、「本格実施までの暫定措置」と言った意味です。確かに、これを「偶発的なこと」ということからすると、訳が分からなくなると思います。