啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

世俗主義

世俗主義とは、Wikipedia によりますと、以下の通りです。
世俗主義(せぞくしゅぎ、英: secularism)、または、俗権主義(ぞくけんしゅぎ)[1]とは、ラテン語で「現世的」「世俗的」を意味する「サエクラリス」(羅: saecularis)に由来する語・概念であり、
国家の政権・政策や政府機関が、特定の宗教権威・権力(教権)に支配・左右されず、それらから独立した世俗権力(俗権)とその原則によって支配されていなければならないという主張・立場。あるいは宗教に特権的地位や財政上の優遇を与えないこと。政教分離原則。対義語は、聖職者主義(教権主義、英: clericalism)。
個人が宗教的規則や宗教教育から自由でいる権利、支配者による宗教の強制からの自由。信教の自由。
人の行動や決断が(宗教の影響を受けていない)事実や証拠に基づいてなされるべきだという主張。
である。」。<引用: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/世俗主義 >

トルコの憲法には「世俗主義」が明記されているということです。トルコのクーデーターの後のギュレン派排除の過激で広範な政治的な動きは、単純な「世俗主義」への回帰ではなく、むしろ「世俗主義」への反発として捉え、むしろトルコのイスラム化が進むのではないかという論説は、説得力があるように思われます。この論点に示される状況は、地域の安定化に大きく関与しており、露米の今後の動きとともに、注意して見守る必要がありそうです。