啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「学問は尻から抜けるほたる哉」

ある元研究所長さんから賀状メールをいただき、蕪村の名句「学問は尻から抜けるほたる哉」とともに、「これが私の現在の心境です。」とありました。
いくら勉強しても、頭にはシッカリとは残らず、「🎶蛍の光、窓の雪〜」で勉学を励んだものがお尻から抜けて行ってしまうのだあ、という嘆きをコミカルに詠ったものでしょう。

ちょうどインターネットで、面白い解説調のブログを見つけました。「ツルカメパラダイス」の「鶴亀工房社長のひとり言」というものです。2014年の記載で少し古いですが、以下に引用させていただきます。アインシュタインの「お言葉」が面白いです。

          • 引用開始--

「学問は 尻から抜ける ほたる哉
いくら知識を頭に詰め込んでも、尻から出る屁のように、どんどん抜けていってしまうものだ。蕪村らしい屈託のない句です。
ここで言う「ほたる」は『蛍雪の功』をもじっているのでしょうか・・・・。

「夏の夜、数十匹の蛍をつかまえて、その蛍の光で勉強した車胤(しゃいん)。」
「冬の夜、窓辺に雪を積み上げて、その雪明かりで勉強した孫康(そんこう)。」
二人はその努力が報われて、偉い役人になったという故事に基づいたものですが、知識は貯めるものではなく、それをいかに活用するかが問題であると、蕪村は言いたかったのでしょうか。

「学びて思わざれば、すなわち暗し。」
孔子のお言葉です。

「教育の最大の目標は、知識ではなく行動である。」
こちらはイギリスの哲学者スペンサーのお言葉です。

「教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分のなかに残るものをいう。」
これはアインシュタインの言葉です。
Education is what remains after one has forgotten everything he learned in school. The aim must be the training of independently acting and thinking individuals who see in the service of the community their highest life problem.

          • 引用終了--

< 引用: http://turu3kame3.seesaa.net/s/article/411265260.html >