啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

KAUSTの期末

教授の大学KAUST (アブドラ国王科学技術大学)の毎年の年度の終わりが、6月30日です。ちょうど日本の大学の3月31日に相当します。
いろいろな予算も最終日となりますので、ラマダンの最中ながらも緊張感の中で非常に慌ただしい状況になっています。
この大学KAUSTはアメリカの大学の仕様なので、ほとんどがアメリカ的ではありますが、予算の使い切りの問題とか、翌年度への繰り越しの問題とか、予算の種類によってその可否が決まっており、日本の期末を見ているようなところもあります。
特に、不正使用などのことも非常に厳しく、見つかり次第国外退去などの厳しい措置が取られるということなので、常識ながら皆んな予算執行に注意しています、特に、教員一人一人に予算のアドバイザーがついて、月末ごとの報告や予算執行のアドバイスをしてくれます。これは非常にいいシステムだと感心しています。