啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

KAUST(アブドラ国王科学技術大学)の日本人

KAUST(アブドラ国王科学技術大学)には、約15人ほどの日本人がいます。学生(院生のみですが)が3人だけです。約760人の院生のうち3人ですから、少数派です。教育担当の副学長さんから、日本人学生はもう10名ほど欲しいと言われています。
 KAUSTのキャンパスは、もう「アメリカ」といっても過言ではありません。快適な住居をあてがわれ、毎年55,000米ドル(日本円で550万円相当の米ドル)を支給され、修士や博士も取得できるのですから、国際的に人気があるのは頷けます。世界約80カ国からの学生を受け入れております。大学院大学ですので、修士と博士の院生のみです。
  書類審査とSkypeなどによる面接が中心の入学試験ですが、入覚希望当初に受け入れ教官が決まっていると、合格可能性が非常に高まります。
 キャンパス内は、すべて英語です。ファカルティ(教員)はほどんど欧米人です。日本人は当教授1人、准教授(Associate Professor)1人、助教授(Assistant Professor)1人の3人のみです。約120人中の3人ですから、これも少ないと言えます。なお、ファカルティは220人までで募集は終了となり、あとは空き定員がないと募集にはならないと言われています。
 ポストドクとレサーチ・サイエンティスト(研究員:アメリカで言うResearch ProfessorやResearch Associate Professorなどに相当します)の日本人が9人ほどです。これも約400人中の数ですから、やはり少数グループに入ります。
 約2ヶ月に一度ほど、教授の自宅に日本人の方々が集まって食事会を行うようになりました。いつの間にか、「KAUST日本人会」という名前になっています。
 本日は、「カレーライスを食べる会」が教授の自宅で開かれました。