啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

GPSのソーラー世界時計かあ!


 世界の5地域の時計電波を感知しての電波受信の世界時計は、すでに多く普及しています。教授も、カシオ(CASIO)のEDIFICEの欧州バージョンを1本持っており、次はレッドブルかオシアナスのマンタだと心に決めております。また、シチズンのエコ・ドライブの腕時計の数々のデザインの良さにはいつも感心しています。

 しかし、セイコーが出した新型の腕時計を見て、妙に感心してしまいました。しかも1年前に発売されおりました。
 たしかに、GPSで自分がどこにいるかを正確に把握すれば、あとは時計自身の正確さで、その地域の時刻を表示すればいいだけです。つまり、自身の「位置」と時刻の「正確性」を別物として捉えることができれば、世界の時計電話を必ずしも受信する必要はないのです。
 もっと感心したのは、本当の開発ポイントはそこではなかったのです。つまり、GPSの受信するのに必要となる電力をどう抑えてソーラーで動くようにすることこそが、開発の最大のポイントだったのです。

 何か、技術革新の「お手本」のような「セイコーアストロン」。ちょっと1本買おうと思いきや、1本15万円から20万円超えもする価格の高さ!出来れば、5万円以下か、せめて10万円以下の価格設定をしてほしかったです。
 教授も、その購入を諦めてしまいました。したがって、興味のある方は、詳しくは広告などをご覧ください。

註)セイコーウオッチ株式会社のプレスリリース
「2012年9月26日
世界初ソーラーGPSウオッチ<セイコーアストロン
9月27日世界同時発売を記念し銀座・和光の時計塔がブルーに!
〜1969年、クオーツ腕時計誕生以来の、腕時計史における第二の革命がはじまる。〜
セイコーウオッチ株式会社」
 「<セイコーアストロン>は、セイコーが構想から約10年の歳月をかけ「世界中どこでも正確な時間を刻む、とまらない時計」をめざして商品化した、外部充電を必要としない世界初の自己完結型ソーラーGPSウオッチです。通常のウオッチの運針の1000倍から10000倍の消費電力を必要とするGPS衛星からの位置情報受信を可能にするため、通常の5分の1の低パワーで駆動するGPSモジュール、新設計のリング型構造の高感度アンテナをはじめ、主要な部品を開発いたしました。また、位置情報受信時には、捉えた衛星の数をユーザー自身が視覚的に体感することができる、高い「感性価値」を併せ持った製品です。現在、ウオッチとしては最多レベルとなる約100件の特許を申請中です。 」
(引用:http://www.seiko-watch.co.jp/whatsnew/pressrelease/20120926/