啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

捨てられていく塩基配列データ

 アッセイ系やモニタリング系などの結果としての塩基配列は、一般的に保存格納してデータベースに入れる価値もないものになってきます。これらの塩基配列データは、どんどん捨てられていくでしょう。
 もちろん、博物館の希少標本から得られた塩基配列データや、重要なコホートの集団解析による塩基配列など、アーカイブやメタ解析に利用されるべき塩基配列データは保存されてデータベース化され続けるでしょう。
 しかし、いままでのように、何でもかんでも塩基配列データをデータベース化する時代は、その意義やコストからも終わってしまうように思われます。
 いよいよ、この動乱のシーケンス革命の後に、どのような状況になるかをよく見極めることが必須になってきたのではないでしょうか。