啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ポストヒトゲノムの経験を活かして

 オールジャパン体制で大きな問題を抱えたいい例が、「ヒトゲノムプロジェクト」のその後であったと言われています。
 2000年にヒトゲノムの概略の全塩基配列データが発表され、2003年には精緻なデータが発表されました。
 その後、「ポストゲノム」も含めて、「ゲノム」という言葉が使われる限り、すでにオールジャパン体制で全てが終了しているとして、新規の国プロの立ち上げが困難を極めたことがありました。