啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ドメスティケーション

 朝9:30から、組織適合性学会の締めとドメスティケーションの進化に関する打ち合わせを行いました。
 最近、台湾のAcademia Sinicaの多様性研究センターのWen-Hsiung Liが、烏骨鶏(うこっけい)のドメスティケーションの研究を始めて驚いています。
 ダーウィン以来のニワトリの起源と進化の問題をDNAレベルで本格的に研究した最初は、秋篠宮文仁殿下と思います。
 その後、各品種についてのDNAレベルの研究が散在するようですが、軍鶏(シャモ)やナガナキトリのDNAから見た進化は、東海大学のK博士がパイオニアと思います。
 このように、我が国のニワトリのドメスティケーションのDNAレベルの研究は非常に進んでいると思いますが、Wen-Hsiung Liが烏骨鶏に注目したというのはゲノムレベルに持っていこうということでしょうか。