啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「鶏魂」



 「鶏魂」と書いて、「トウコン」ならず、「トリコン」と呼びます。ニワトリの鶏冠(トサカ)を思わせる真っ赤に燃えるような珠色の地板に、丸に囲まれ踊るように派手な飾り文字で書かれた「鶏魂」。そんな看板文字が、否応にも目に引きます。ここは、福岡市のベットタウンである大野城市太宰府インター近くの大きな本屋の駐車場の端にぽつりと立っている物売りの小屋風です。


 そこで近寄ってみると、なんと唐揚げ屋。いま、全国的に人気がでてきているトリの唐揚げ屋です。博多唐揚げのチェーン店のようです。恥ずかしさ半分、興味半分で、買ってみることにしました。なんと1人前が、わずか200円。もう3,4人ができあがりを待っています。


人気があるはずです。というのも、
1)ニンニクがこれでもかという程、練り込まれた唐揚げ、
2)ピリ辛の効いた癖になるうまさ、
3)衣はかなり厚いものの、これで200円でいいのかとい言いたいくらいのボリューム、
4)揚げたての熱々で、食べればからだ全体がぽかぽか、
というたくさんの理由がありそうでした。
 ニワトリの家禽化過程も研究した教授としては、トリコンの「ニワトリ魂」で「頑張るぞ!」とひとり気を吐いたのでありました。