啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2012-02-05から1日間の記事一覧

「100分de名著」

NHKテキスト「100分de名著」12月号(2011年)「銀河鉄道の夜」は、非常に秀逸な評論です。テキストという範疇を超えて、非常に読み応えのある立派な評論です。 驚くべきことに、この著者は日本人ではありません。ロジャー・パルバース氏(Roger Pulvers)という…

「銀河鉄道の夜」と「永訣の朝」

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は、若年24歳で他界した妹トシへの思いと悲しみを乗り越えるため、主人公ジョバンニに自分の思いを託して、天空をひた走る死者達の銀河鉄道に乗り合わせながらも、明日をどう生きるかを描いた童話小説であるという。 当時国語の教科…

「鶏魂」

「鶏魂」と書いて、「トウコン」ならず、「トリコン」と呼びます。ニワトリの鶏冠(トサカ)を思わせる真っ赤に燃えるような珠色の地板に、丸に囲まれ踊るように派手な飾り文字で書かれた「鶏魂」。そんな看板文字が、否応にも目に引きます。ここは、福岡市…