啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(月) 「麒麟がくる」の意味

 NHK大河ドラマ麒麟がくる」最終回大きな反響を呼んでいるというyahooニュースを見ました。現地サウジアラビアでも、巨大画面の液晶テレビがリビングにあるのに、テレビをなかなか見なくなっていますが、日本のテレビ番組ももっと見なくなってとても久しくなりました。

 それでも、この大河ドラマのニュースはよく目にしていて、よく読んでいます。そこで、「麒麟がくる」の麒麟はご存知中国の架空の動物なのですが、どうして「麒麟がくる」という題目になるのか、不思議でした。

 その答えは、「制作統括・落合将が、2020年に戦国ドラマを描く意図と、タイトルの「麒麟」に込めた意味について明かした」という記事に見出しました。

 この記事によると、落合氏の「この言葉を持ってきたのは池端さんです。中国の歴史書史記』では、王が仁(徳の一つ)のある治世を行い、穏やかな世になったとき、その王のところに現れる霊獣が麒麟なのだそうです」と「今のわたしたちは、昭和、平成、令和と大きな時代の転換期にいて、戦国時代ほどではないにしろ、生きにくさを感じるし、100年後の未来が見えないという意味では、戦国時代と共通している。閉塞した世の中に麒麟が来てほしいと願うことは、視聴者にも届くのではないかと思いました」という言葉から見出すことができました。

 この記事は、ほぼ1年前の2020年1月19日のシネマツウデイで見ることができます。

https://www.cinematoday.jp/news/N0112088?utm_term=N0121569&utm_source=yahoo&utm_medium=cd&utm_campaign=rel