日本時間の本日2021年2月12日の日本時間11:27am付のABEMA 経由のANAニュースで「ワクチンが日本に届いた!」というニュースがありました。
それによりますと、
「厚労省によると、12日午前10時半ごろ、ファイザー社製のワクチンを積んだ全日空機が、ベルギーのブリュッセルから成田空港に着陸した。ワクチンは今後、各地に輸送されるものとみられる。」
日本は、アメリカやイギリスに比べますとワクチン接種の開始が大幅に遅れています。アメリカでも現時点での国民の約15パーセントに達する勢いで予防接種が行われています。イギリスに至っては20%を超えています。(イスラエルは50%超えを達成したようですが。)
ファイザー製のワクチンが日本に届いたその日に厚労省が即日に認可を判断する会議を開催するという姿勢は、とてもいいと思います。それでも、米英と比べて日本の約4ヶ月から5ヶ月ほどのワクチン接種の遅れは、最近の「女性蔑視発言」問題とは別に、東京オリンピックの開催に大きな影響を与えるのではないかと懸念されます。
さらに世論調査によれば、日本では積極的にワクチン接種をしようと思っていない人達が全体の約30パーセントも占めていました。生命科学を専門とする教授からすると、「ワクチン接種の有益さとリスクを評価すれば、すぐにでもワクチン接種をするべきというか、ワクチン接種をしたい!」と思うのですが。
おそらく、ワクチンにもいろいろなものがあって、比較すれば「これよりあれがいい!」というのはきっとあると思いますし、科学的に見れば、ファイザー製とモデルナ製は特にお勧めだと思います。
いずれにしても、我が国のワクチン到着の遅れとともに、どういう理由であれワクチン接種が遅れてしまうことは、ワクチン接種「先進国」から見れば選手団さえ派遣したくないと思い始めるのは必定と思われます。
オリンピック開催が延期されても決まっている以上、なんとか予定通り開催されることを願う次第です。