啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(水) 2020年新年明けましておめでとうございます!

 新年明けましておめでとうございます!

 今年も、若い人達を勇気づけ応援していきたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します。

 いよいよ2020年が始りました。20世紀を長く生きた世代にとっては、21世紀を20年間も過ぎてしまうなど思いもしなかったという思いがあります。「人生60年」が「人生100年」と言われる今、やはり単に生き長らえるだけでは意味がなく、どう積極的に自身を攻めながらトコトン社会に貢献できるかを追求していくことが大切なように思います。

 教授が元来に考えていた若い世代が、だんだん中堅からリーダーシップの役割をも持たされる時代に、そしてさらなる若い世代が生まれてきている時代において、やはりダイナミックな人生を送って欲しいと思います。ダイナミックな人生とは、リスクをとる人生です。あるいは、他にはなかなか経験できない人生です。

 「成功」は「失敗」があってこそのもので、成功も失敗もない人生はあり得ません。過去20年間でアメリカのサラリーマンの個人の平均給与が1.8-1.9倍という約2倍に増加しているのに、日本においては減少の一途で平均は年収300万円台と言われています。これを「貧富の差の拡大」という人もいますが、むしろ「貧困の拡大」というべきだと思われます。

 隣国中国の経済発展の目覚ましさは言うに及びませんが、日本人社員が中国企業で働くことも珍しく無くなってきているように思います。

 経済用語で「リスクオン」と「リスクオフ」という言葉がありように、確かに全人生において「リスクオン」ばかりでは危険すぎて世の中を渡れないかもしれません。したがって、「リスクオフ」のときも必要でしょう。特に、守るべき家族がいたりすると、「リスクオン」の「イケイケどんどん」では身の破滅を及ぼす可能性もあります。

 それでも、「将来何が起こるか分からない」という将来予見性の困難さをいい方に取り入れた人生設計も立ててみるべきだと思います。2020年からのこれからを、Japanese Dream (ジャパニーズ・ドリーム)が実現できる時代にしましょう!他人がその夢を実現しても、みんなで足を引っ張るのではなく、みんなで心から祝える時代にしましょう!たとえ失敗しても再挑戦を喜んでできる時代にしましょう。

 自身のそんな意識改革だけでも、将来がきっと開けて行ける第一歩になると思います。そうでなければ、急速に伸びている東南アジア諸国にさえ、まずは経済的に追いつかれていきます。

 日本が今まで培ってきた教育の優位性や社会インフラなど、他国がまだ追いつけない資産やインフラを日本は多々持っています。これらをフル活用して、「イノベーションを起こすぞ!」というリスクオンの意気込みが必要なように思います。h