福岡市の中心部の天神地区そして博多駅周辺(キャンセルシティを含む)は、大混雑です。そして、どうも多くが中国人観光客。中国語が飛び交います。
ただ、かなり以前と異なった風景が繰り広げられています。まず、中国人観光客の方々の身なりがとてもいいこと。誤解を恐れずに言うならば、日本人の方がやや質素な身なりなのに、中国人観光客の方々は少しパリッとした服装をしていることです。有名ブランド品も大胆に携行していることが多かったりします。さらに、大声で話す中国人の人がかなり減って、道の尋ね方などもかなり丁寧になったことです。
さらに、博多駅前のマツモトキヨシの店内で中国人観光客がカウンターで精算しているとき、店員の人も複数が中国人で中国語でのやり取りしている風景に、思わず「ここは日本か?」と思ったほどでした。「福岡が観光植民地化されている!」と思わず、心で叫びそうになりました。しかし、経済的には中国人観光客の方々は日本に大きく貢献しているので、日本の「観光国際化」という意味では大いに歓迎すべきところでしょう。
中国では、自国民の海外旅行者が急増しているのに中国への訪問者が少なく、その収支が国家経済の赤字化懸念の大きな要因になっているというのは、さもありなんというところでしょうか。
教授は、昨年「富士箱根伊豆国際学会」を関係者の方々と立ち上げました。発起人会などを今年から結成して、観光などを含む分野でも学会という立場で地域貢献ができたらいいなと思っています。