啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(金) モスクワの街中で待機したり流しているタクシーは皆んな「白タク」

ついに、やられました!
赤の広場」近くのレストランで食事をした後、「タクシーを呼んで!」と定石のお願いをレストランの人にしたところ、「目の前の地下鉄の入り口のところで沢山タクシーが待っているよ!」との切ない返事。ここで、ふと日本の感覚に戻ってしまったのが大きな間違いでした!
レストランを出ると、30秒も歩かないうちに沢山のタクシーがたむろしているのが分かりました。そこで、タクシーならわずか10分ほどの移動距離ながら、宿泊先のホテルまでタクシーに乗ることを決断。まずは運転手にそこまで「いくらかかるか?」と聞いてところ、ペラペラの英語で「メーター、メーター!」というので、乗り込みました。そこで、大きな紙を出して、「1km当たりいくらルーブルだ!」と英語で説明を受けました。実は、これが曲者だったのです。
走り出してすぐにタクシーのメーター料金の機器が全くないのです。カーナビを操作して出発しただけでした。もうここで、直感、「やられた!」と分かりました。
赤の広場に来た時は、宿泊しているホテルに頼んで呼び寄せたタクシーの料金は、1300ルーブルでしたので、約2000円。この何倍を請求してくるのか、勝負の時が近づいていました。
約10分ほどの乗車で、宿泊先ホテルの玄関に到着。堂々の乗り入れでした。そして、停車したら直ぐカーナビをいじって、でできた数字が「5370」ルーブル!オー、冗談じゃない。しかも、乗車した時に見せた大きな紙を取り出して、見えもしない小さな字で書いてある「最低料金3000ルーブル」を主張します。完全に詐欺でしょうか。
この正規の約4倍もの乗車運賃請求に、思わず「ホテルの人を呼んでくるから!」と主張するも、運転手は全く動じず。結局、押し問答の末、「4000」ルーブルまで下げたので、ポケットにあった全てのルーブル紙幣を取り出して、払わずを得ませんでした。
直ぐに、ホテルのカウンターで事情を説明するも、一度乗るともうやりようがないということでした。
教訓、「地球の歩き方」に書いてある「モスクワの街中のタクシーは「全て」白タク!」は、これ、ホント!!!