啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

死を覚悟しての教授室訪問

そして、その後よく考えてみると、脳腫瘍は一般に遺伝性が強いので、彼の年長の家族の同じ病気の経験などから、彼はすでに死を覚悟しており、それで私に会いに来たと悟ったのでした。おそらく教授は、Distinguished Professorという同じ教授職でも大学で数人のみの最高ランクのポストをいただいており、彼からすると意を決しての私の教授研究室訪問だったのだと理解しました。