啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

サウジの焼きソバ

サウジアラビアの大学KAUSTの食堂「ダイナー」には、何でもあります。毎週月曜日か火曜には、日本の寿司(鉄火巻きやカッパ巻きのような類い)も出ます。10個入って50サウジリアル(約1500円)ですので、内容とボリュームからすると、大変高く感じられます。
教授が最近狙いを「焼きソバ・焼きメシ」コーナーです。これは、注文に応じて、その場で作ってくれます。ビーフンか、焼きソバか、焼きメシ、の3種類から選べますし、それぞれに牛肉かチキンかサカナをメイントッピングに入れることができます。また、辛さの程度も聞いてきますので、教授は、「とっても、とっても、辛くね!(Very very spicy!)」とお願いすると、キチンと辛くなってできます。
教授は、焼きソバに決めていて必ず焼きソバを注文します。最近、この美味しさが分かってきたのか、このコーナーの近くは約10人が並ぶようになってきました。しかし、それでは待ち時間がかかり過ぎるので、仕方なく「バジェット・ミール」を食べることになっていました。
昨日、たまたま少し遅れて食堂(ダイナー)に午後1時半頃行ったら、なんと焼きソバコーナーがガラ空きで、久しぶりにこれを食べることができるようになりました。この焼きソバがなかなかよくできた優れもので、本場の焼きソバと変わらないような気がします。

なんと、上の写真が教授の一押しの「サウジの焼きソバ」です。なんと、写真の下で、普通のように、そしてさりげなく鎮座するのは、日本語で「竹の香り」と書かれた割り箸です。これも、「ご自由にお取り下さい」コーナーに雑然と置いてあるのでした。なお、この割り箸の紙カバーの裏側は、この割り箸の使い方が英語で説明されていました。

クドイようですが、この「焼きソバ」は、山手線の神田駅前の立ち食いの中華料理店のものではありません! サウジアラビアの大学の食堂に出てくる「焼きソバ」なのです! ちなみに、こちらでは、もちろん、「焼きソバ」とは言いません。「エッグ・ヌードル(Egg Noodle)」(敢えて訳せば「タマゴ麺」ですかね。)