啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

世代ギャップの拡大化

仕事柄、若い世代の人達と一緒に、話したり行動をともにすることがいいです。若い世代と言っても、20歳代の後半から30歳台の前半くらいの人達のことを指しています。
比較的に話題のヅレなども少なく、価値感の共有もほとんど問題ないと思っていました。
しかし、文化的な話となると、もう丸っきり世代ギャップをモロに感じてしまいます。
今の30歳代の人達は、「グループ・サウンズ」を全く知らないのに愕然としてしまいました。
何と言っても、1970年代ですから、もう45年も前のことですもんね。
例えば、今の60歳の人が30歳だった頃に、つまり今から30年も前の1985年に、それより45年も前の1940年の頃に人気のあった歌は何かと聞かれているようなものですから、それは知らないという答えが普通のように思います。

1940年の頃に30歳だったとすると、今から75年前に30歳だったので、現在生きていれば105歳となっていることになります。あたかも、現在105歳くらいの人(ほとんど故人でしょうが)に、45年前に人気があった歌をしっているかときかれて、60歳の人が聞かれたようなものでしょうから、それは全くわかりませんですね。おそらく、なんとか虎造の浪花節とか落語とかでしょうか。
第二次世界大戦(特に、太平洋戦争)の終了が、昭和20年の1945年です。今政府談話の内容で議論になっているように、この終戦から70年という記念の年が今年となっています。今、生きていたら105歳頃の人の70年前というのが、ちょうど35歳頃に相当する勘定になります。