啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

学長講話のポイント

サウジアラビアのKAUST (アブドラ国王科学技術大学)の学長は、ジャン・ルー シャモー教授で、昨年の2013年の6月に米国のカリフォルニア工科大学の学長から転任して就任しきました。
 なぜカリフォルニア工科大学かというと、この大学は大学の世界ランキング第1位を3年連続獲得し、その立役者がシャモ−教授であったということでしょう。
 このシャモー教授が、このKAUSTという大学のビジョンを明確に、8月19日のアカデミック・コンボケーションの学長講話で述べていました。
・グローバルな大学(Global University)
・世界のどこにも負けない超一流の施設(unrivaled Facilities)
・共同研究の科学コミュニティ(Collaborative Scientific Community)
そして、新入生に求める条件を、次のように挙げています。
 ・情熱 (Passion)
 ・努力 (Work hard)
 ・主導性 (Leader)
 ・成長 (Grow)
 ・貢献 (Contribute)

一流になる条件は、「頭のよさ」なんて求めてないのです。「情熱」が一番。このような条件は、どこでも同じだということを肌身で感じます。
 どこまで実践できるかだけの問題なのです。