啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

リフレ政策とは

 英語でいえば、「reflation policy」(レフレーション・ポリシー)のことです。日本語では「通貨再膨張」とも訳されます。
 景気が悪い不況の時には、多くの生産活動が停滞しています。消費をするだけの賃金が得られないので、当然購買力が落ち、その分生産が落ち込みます。
 このため、インフレが発生することを出来るだけ避けながら、金利の引き下げや財政支出の拡大などを行って景気を刺激し、景気回復を図る政策が有効になります。
 このような政策を「リフレ政策」と言います。
 過去の代表的なリフレ政策は、1米国で実行されたニューディール政策と言われています。

 米国の経済学者であるアーヴィング・フィッシャーによって提唱された政策で、緩やかで安定的なインフレ(年率換算にて数%程度のインフレ率)にとどめようとする政策と言えます。
 その意味では、2%の目標インフレ(ターゲッテッド・インフレーション)を標榜するアベノミクスは、「リフレ政策」そのものであると言えます。
<参考引用1:http://kotobank.jp/word/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E6%94%BF%E7%AD%96
<参考引用2:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3