啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(月) 日銀が0.5%の利上げ: 日本のインフレ時代の到来

 大方の予想を裏切って、日銀が実質的な0.5%の利上げに踏み切りました。今まで金融緩和策を継続していたので、これは歴史的な転換だと思われます。

 これは、日本のインフレ時代の幕開けを意味するものと思われます。円高トレンドを加速し、製造業を中心とした日本企業の業績にネガティヴに働くのでしょう。

 米国のクリスマス商戦も盛り上がりが欠ける中、来年前半の景気後退が見込まれており、日本経済も遅れて景気後退に突入していくのか、見極めていくことが重要と思われます。

 その意味では、コロナ対策のジャブジャブの財政政策の反動をあって、これからの大型プロジェクトの公募案件が、数と量においてかなり縮小していくことが考えられます。ただ、来年後半以降に、米国の利上げの打ち止め感が広がってくれば、米国経済の景気が戻ってくるときに、日本経済も追随して戻って来れるか、いろいろな意味で注目しても行かねばならないと思われます。