啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

称賛の土台

 東日本大震災においての、日本人の冷静で友愛的な行動や福島第一原発事故における日本人の自己犠牲的で英雄的な対応が、海外から大きな称賛を受けているのは、ご存じの通りです。 それはそれで有難いことなのですが、教授は何か日本や日本人に対する基本的な考え方やベースライン(土台)といったものが諸外国で大きく変化してきているように思います。
 その変化は、実は東日本大震災の前から始まっていたものですが、大震災後一気にその変化に弾みがつき、特に東アジアにおいて決定的に変化したように思います。
 やはり、それは、世界やアジアにおける実力者としての日本の位置づけが著しく低下したものと想われます。