啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「白い箱」型住宅の終焉

 しかし、この「白い箱」エンジンは、20世紀流文明の崩壊の前兆として、破綻していこうとしています。
 2005年のハリケーンカトリーナが襲った米国ルイジアナ州ニューオリンズは、「白い箱」型住宅に壊滅的な被害を与えました。
 リーマンショックも、人が作ったサブプライムローンによって、「白い箱」型住宅が大きなダメージを経済的に受けます。
 今回の日本の東日本大震災も、その津波による被害の甚大さは言うまでもありません。
 このような「面」の災害に、「白い箱」型住宅は簡単にやられてしまいました。