ネアンデルタール人の全ゲノムが分かって、現生人のゲノム中にネアンデルタール人特有なSNPがあることが分かってきたという。
これこそ、ネアンデルタール人と現生人の混血説の根拠だという論調も、よく目にします。
実際、NATURE誌の2012年5月3日号では、Editorialの特集ながら、いわゆるPeoplingが取り上げられていますが、混血説をとっているようです。
でも、本当にそうでしょうか？
古多型(不完全遺伝子系統仕分け)を原因とする可能性は排除出来ないでしょう。また、シーケンシングエラーの可能性もあります。
とにかく、この問題はそう簡単ではないと思われます。
