啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2019-01-04から1日間の記事一覧

日本の銀行の出番

2018年の中頃にあった日経平均が2019年には25000円はおろか30000円にも突入するだろうという楽観的な見通しが、2019年の初頭の現在では大きく後退しており、経済的に大きく引っ張ってくれる「何か」の登場を世の中は待っているように思います。マイナス金利…

FRBの利上げとトランプ政権

しかしながら、米中貿易戦争の終結の兆しは見えず、中国経済の減速は明らかであり、トランプ政権による米国政府機関の一部封鎖がさらに続くと市民生活への影響がさらに拡大してくることも考えられます。FRBの2019年における利上げがないか、あっても限定的で…

東証のPERとPBR

日本株もPER(株価収益率: 2019年1月4日現在の東証第1部の平均は11.09倍)も10倍台近くにまで落ち込んでおり、PBR(株価純資産倍率: 理論上の解散価値)も1倍を下回る企業もあって、日本企業株の割安感が客観的に指標ででてきているので、早期の回復を期待すると…

日銀による株価の買い支えと日本企業の業績

日本市場の安定化や上昇志向は、日本銀行による株価の買い支えによるところが非常に大きく、日銀あっての東京市場ということも事実です。一方、多くの日本企業の業績は一般に堅調と言われ、この3月の決算期にはかなりのいい業績発表が相次ぐはずと言われてい…

「ボラティリティ」の増大と「アルゴ」取引

ここのところ、「ボラティリティ」と言われる株価変動の振れ幅の大きさが増大しており、まさに薄商いの中でちょっとした株の売買が市場に大きく影響を与えているのも、よく分かります。 また、市場関係者がよく言う「アルゴ」つまりアルゴリズム取引(コンピ…

アップルショックと急激な円高

アップルの減益発表を受け、ニューヨーク市場は大幅安となり、一時1ドル104円をつける円高が急激に起こりました。 年末年始のお休みということもあり、動きを控えている多くの機関投資家が市場に参加していない薄商いの状況とはいえ、日経平均も大幅安を記録…