啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(金) FRBとFOMC, そしてテーパリング

米国証券市場も日本の証券市場も、米国のFRBの動き、特に「テーパリング」といわれる金融引き締め策に政策転換するかを固唾を呑んで見守っています。

 そこで、昨日のFOMCでは、2022年ではなく2023年に金利引き上げを行う必要があるという意見が、委員の過半数を閉めたということで、金融経済界に大きな衝撃を与えたのでした。これは、量的緩和などの停止がまずは政策の一番先に来て、その後に金利を上げるというシナリオが来るものと多くに人達が想定していたにもかかわらず、早速に金利上昇の話がFMOCから出てきたのが、多くの人達の想定を超えていたのでしょう。

 この状況は、日米の株式市場を大きく下落させている要因のようです。

注意)

 FOMCとは何か?

「(1)Federal Open Market Committeeの略称で和訳は米国連邦公開市場委員会。米国の金融政策8の一つである公開市場操作国債買いオペなどを通じて金融機関の資金需給を調節すること)の方針を決定する委員会のこと。FRSの構成機関である。

FOMCは、米国の中央銀行ともいうべき米連邦準備理事会(FRB)が開く会合で、FRBの理事や地区ごとの連邦準備銀行総裁で構成されており、米国の金融政策やフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を決定する最高意思決定機関である。約6週間ごとに年8回、定期的に開催される他、必要に応じて随時開催される。

声明文は、FOMC開催最終日(米東部標準時間午後2時15分頃)に公表、議事要旨は政策決定日(FOMC開催最終日)の3週間後に公表され、米国の金融政策を占ううえで市場関係者の関心が高い。」

引用: 「証券用語解説集」より

https://www.nomura.co.jp/terms/english/f/fomc.html