米国のFRB(米連邦準備制度理事会)が検討に入り出した「イールドカーブ・コントロール(YCC)」とは、なんでしょうか?欧州のERBもその実施が視野に入っているとのこと。
以下に、用語事典からの引用です。
「2020年のコロナショックの際に世界各国が政策金利を引き下げる、または、量的緩和(QE)を拡大するなか、FRB(米連邦準備制度理事会)はゼロ金利政策を導入、ECB(欧州中央銀行)は量的緩和を拡大した。」
「両中央銀行は落ち込んだ経済を支援するために、短期の政策金利を当面低い水準に据え置く意向を示していたが、新型コロナ対策で実施されていたロックダウン(都市封鎖)が解除されたことで、落ち込んだ経済がV字回復するとの期待から米・独の10年債利回りが急上昇。両国の国債利回りは、資金の借り手にとって資金調達コストの基準となるため、両国の国債利回りが上昇すると、より信用度の低い債券等の発行コスト(資金の調達コスト)が上昇する 。」
「FRBやECBがイールドカーブ・コントロールを導入した場合、日・米・独の10年債利回りの変動が抑えらえることになり、為替の変動要因の一つである金利差が出にくくなるため、ドル・ユーロ・円の三極通貨は変動しにくくなる可能性がある。」
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