啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(土)外出禁止令

 日本は、36県において非常事態宣言が解除されて、人々が日常に少しづつ戻りつつあるようです。それでも、「3蜜」を避けるため、ソーシャル・ディスタンス(社会(的)距離)を置くことが要請されるため、夜の居酒屋などはまだお客さんが戻らないのではないかと思っていたら、この土曜日は結構夜の街に人が出ていたようです。

 もちろん、地域にも寄るでしょうが、多くの人達の気持ちは同じで、コロナは怖いけど自宅でずっと閉じこもっていることにも疲れて、とにかく一旦街に飛び出したいと言うことでしょう。我慢していた買い物も早くしたいと言う気持ちもよく分かる気がします。

 ただ、日本の場合、非常事態宣言下でも「自粛」要請ということであったので、自主的な判断に任されていたのでした。特にゴールデンウィークの最中などは、日本の国民の多くの人達がきちんと言うことを聞いて、いくつかの目立った例外を除けば自発的に自宅で多くの時間を過ごしたのでした。これは、さすがに自分自身や家族のためと言うこともありますが、やはり国民の民度の高さを示すもので、世界に誇れるものだと思います。

 こちらサウジアラビアでも外出禁止令が出ていて、地域によって制限される時間帯も少し異なりますが、市中で違反すると30万円ほどの罰金が課せられます。また、外国人の場合は、これに違反すると再入国が認められなくなりますので、大変です。

 大学のキャンパス内も、概ねこの外出禁止令の時間に合わせて外出禁止になっており、罰金も同額が科せられることになっています。(必要最低限のラボワークは、特別なタッグを持って許可された人達は研究室での仕事は許されますが、外出禁止令の時間は守らねばなりません。)

 いずれにしても、早くこのパンデミックが終息してくれないと、身動きが全く取れない状況が続いてしまいます。