啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

KAUST学内研究費応募LOIの締め切り

 サウジアラビアの大学KAUST(アブドラ国王科学技術大学)は、サウジアラビアの国内の他の大学と異なって、大学内に大規模な研究費のファンディングシステムがあります。つまり、学内で研究費を応募し、審査(海外審査委員達による厳しい審査)を経て合否が決定されます。
 本応募の前に、LOI (Letter of Intent)という応募意思を示す応募準備書類を出す必要があります。これが、またそれなりに詳細を要求される書類です。まあ、3年間で1億6千万円から、2年間で4.5千万円までくらいの2、3のカテゴリーの研究費ですので、日本の科研費に例えると、かなり大型なものになるように思います。また、利点もあって、現在その研究費をもらっていても、テーマが異なれば毎年提出することができます。また、採択率も年々上昇していて、昨年はついに50%に成りました。米国のNIHが約8%とかという採択率であることを考えると、LOIという応募準備書類の作成も文句は言えないかもしれません。
 これは、本日の午後5時が提出の締め切りで、もう本当に大変です。