啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

生殖細胞とゲノム編集技術

朝日新聞デジタルによると、「受精卵、卵子精子のゲノム編集の臨床応用を容認へ」 
(小林哲=ワシントン、瀬川茂子、竹石涼子2017年2月15日7時9分)と題して、以下の記事を発信しています。
 「有力な科学者らでつくる米科学アカデミー(NAS)などは、遺伝子を狙った通りに改変できる「ゲノム編集」の技術を利用して遺伝性疾患の患者の受精卵や生殖細胞卵子精子)の遺伝子異常を修復し、子どもに病気が伝わるのを防ぐ治療を認める方針を決めた。子孫に受け継がれる受精卵や生殖細胞の遺伝子改変は安全性や倫理面から認めてこなかったが、技術の進歩などを受けて将来の導入に道を開くよう提言する。報告書を14日、公表した。
 NASを含めた米英中3カ国の科学者団体は2015年、妊娠させないことを前提にした基礎研究に限り受精卵や生殖細胞のゲノム編集を容認する声明を発表したが、今回は条件付きながら臨床応用に踏み込んだ。20年以上の歴史がある遺伝子治療では、安全性や子孫に与える未知の影響、倫理面などを考慮して、次世代に影響を残さない体細胞でのみ臨床応用が認められてきたが、その一線を越えることになる。ただ、現時点で具体的な計画はなく、実施に当たっては米連邦政府の承認が必要となる。・・・」

(引用: http://www.asahi.com/sp/articles/ASK2H2CL8K2HUBQU007.html?ref=yahoo )