啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ディスティングシュド・プロフェッサーと長老

教授も、日本人としては国際的な場ではバンバン言う方ではありますが、だいたい肝心のところしか言わないようにしています。と言うのも、約60名ほどのファカルティの中で、コの字にアレンジされた席を冷静に見渡すと、学部長と同じくらいの年齢の教員は教授ともう一人くらいで、いわば数少ない「長老」組に属することが分かりました。教授は、ディスティングシュド・プロフェッサー(Distinguished Professor)という教授でも数少ない最高位の職級をいただいていますが、これは業績ということもありますけれども、この年齢も効いているのかもしれません。ただ、70歳を超える現役の教授も何人にかいますので、教授はまだまだではあります。もちろん、年齢に負けてはいけないことは当然ですが、やはり発言力が強い一面があるので、できるだけ若い人達に自由闊達に議論を先にやってもらうことも大切なことと思っている次第です。